カテゴリー別アーカイブ: 2008

人生折り返し点

 とうとう私もこの1月に40歳になってしまいました。人生の折り返し点である40歳という年齢になり、今までと同じと言えば同じなのですが、何故か責任の重さが違うような気がしてきます。しかし、私だけなのかもしれませんが、10代から20歳になったときや、30代から40歳になった今よりも、20代から30歳になったときのほうが、責任を感じる大きさが大きかったことに気づきました。
 私は19歳に前に勤めていた会社に入社し、一般常識や不動産とはなんぞやなどを勉強しながら20歳を迎えました。その時の感じは「大人になった責任」という感じよりも、「やっとハタチになった」と言う感じでした。その後東京へ転勤になった20代半ば頃からは責任のある立場で仕事をさせていただいている中で、「若くして責任のある立場」というものをお客様から言われたり、自分自身でもそう感じたりしたものでしたが、それが30歳になった時、「若くして」というフレーズが消えることに、とてつもなく責任感を感じたものでした。そして34歳でこの会社を立ち上げてからも「ある程度若くして起業」という感を持ちながら40歳になって、また「ある程度若く」というフレーズが消えていきましたが、30歳に感じたあの重さほどは感じませんでした。
 何故なんだろうかと考えてみましたら、それはもしかしたら、20代というのは本当の意味で社会的責任を取れるようになるための準備期間であり、30歳になって初めてその段階まで上がることが出来るのではないか。そして40代は50代、60代というもう1段階上の責任を全うする為の準備期間である、ということではないかと思いました。
 そう考えますと、今議論されている成人の基準を引き下げるということよりも、逆に引き上げる必要があるような気がしてしまいます・・・。

メッセンジャー 杉浦貴之さん

 先日、奈良の西大寺で行われました杉浦貴之さんのトーク&ライブに参加させて頂きました。杉浦さん?と聞いてほとんどの方はご存知ないと思いますが、(杉浦さんスイマセン)この方は各地でトーク&ライブを行い、自らが体験した闘病のお話や、その時々に感じた思いを歌にして伝えるといった活動をされています。ご興味のある方はHP( http://www.taka-messenger.com 又は弊社HPのトップページからもリンクしています)をご覧いただくとして、大まかに申し上げますと、28歳の時に腎臓がんに侵され、その時両親には「余命早くて半年、長くても2年」という宣告を受けながらも癌を克服し、10年経った今も精力的に活動をされておられます。その活動は多岐にわたっているのですが、中でも重要な「仕事」の一つに、メッセンジャーという雑誌を編集出版されることが挙げられます。この雑誌は2005年1月に創刊してから隔月で発行し、現在までに18号を発行。また病気になってからボイストレーニングを受けることによってオリジナル曲のCD「Life is strong」をリリースしたりと、私が想像するにそれこそ「病気」になるほど忙しい生活をされておられます。
 しかし、そんな杉浦さんのトーク&ライブでお話や歌を聞かせて頂いて、やはり人間というのは「気持ち」次第でどうにでもなる動物なんだということを再確認させていただきました。病気しかり夢もしかり、ここで限界と考えればそれ以上の結果は生まれることなく、逆にそこで諦めなければいつまでもそれが達成できる可能性を残していけるということ、また病気にならなければ気付くことがなかった物や人への感謝の気持ちを素直な心で表現することがどれだけ大切なことかということなどを、彼が得意とする下ネタを交じえて聞かせて頂けたのは、最近下降気味の私の心に重く響きました・・・。

有言実行

 よく言われることですが、月日が経つのは早いもので、平成も始まって20年となり、平成元年の生まれの方々は成人式を迎えるという年になっています。そんな月日もそうですが、実はこのコラムも結構続いておりまして、2002年4月にこのコラムの掲載を始めてから早や6年目に突入し、今回で119回目を数えるまでになりました。これもひとえに地域の皆様が、当社へ不動産のご依頼を賜ってこその継続であり、その点につきましても本当に心から感謝しております。これからも私の脳細胞が文章作成に支障をきたす(?)ようになるまで継続していきたいとい思っておりますので、是非本年も昨年同様のご依頼を賜りますよう、宜しくお願いいたします。
 そこで新年の恒例といえば、かなり月並みになってしまいますが、「新年の決意」をしてみたいと思います。私は以前のコラムにも書かせていただきましたようにかなり意思の弱い人間です。ですから何かをやろうと決めた時は「有言実行」するようにしていますので、今回は新年の決意を宣言しようと思います。
 私と面識のある方は当然ご存知ことですが、私の身長は168㎝でありながら座高が1m近くあり非常にアンバランスです。ある同業の社長さんに言わせれば「大薮君は階段下りる時、ケツ擦って下りるんやろ」とまで言われるくらいです。ですがここまで足が短いと逆にこの身長でこの座高の人はいないだろうと、いつも自慢しているような状態ですので、何事もものの取りようでしょう。しかし最近、昨年初頭にした宣言通りに禁煙していましたら、もともとスリムではない体形が、何と76Kgまで成長してしまいまして、それこそ「チビ・デブ・短足」と三拍子揃ってしまいました。ここはさすがにこのままではいかんなと思い、ここで宣言してみたいと思います。「夏までに70Kgを切るぞ」と・・・。