ピロリ菌

 私的なことですが、私は、昨年末から胃の痛みと吐き気がしていたものですから、年始までの1か月ほどはアルコール類を一切摂れませんでした。普段の年末年始はそれこそアルコール漬けといっていいほど毎日のように宴会に参加し、浴びるほど飲んでいましたが、この年末年始はそれらの宴会で、一生懸命お茶を飲んでいました。そのためか、1月中旬に会社で行った健康診断では、今まで非常に数値の高かったGTPの値が、正常値より少し上の値まで下がっていまして、更には中性脂肪を除く殆どの数値がほぼ正常値を示していました。これでようやく健康体か、と思いきや一向に良くならない胃の調子のため、胃カメラ検査をすることにしました。胃カメラはこれで3度目ですが、何度やっても慣れるものでもないこの検査を、母曰く「あんなもん。何ともないよ。普通そんなもんよ」と言うので他の人に聞いてみましたら、殆どの人が、「二度とイヤ」という返答でしたので、恐らく母の喉が異常に鈍感なのでしょう。話はそれましたが、その検査の診断の結果は、期待通り?の胃潰瘍と十二指腸潰瘍の併発だったので、すぐに治療を開始しました。治療も終わり、先生から「ピロリ菌があるので胃潰瘍になりやすい」と言われ、そのピロリ菌とやらを退治することになりました。完治してみますと、どれだけ効果があるのかと居酒屋通いをしてみました。すると、今までの私は、お酒を飲むと酔っ払う前に気持ちが悪くなる為に、ある程度の量しか飲めなかったのですが、退治してからというもの、どれだけ飲んでも気持ちが悪くならないどころか、二日酔いまで解消されていました。そうなりますとついつい調子に乗ってしまい、立て続けに記憶を亡くすほどの飲酒を行ってしまいました。
 健康のためにピロリ菌を退治しましたが、退治したことにより飲酒で健康を害しそうな勢いです・・・。