桔梗高野球部OB会

 先日、今年も名張桔梗丘高校野球部のOB会に出席させて頂きました。総会 が終わり、懇親会(桔梗が丘 蔵楽にて。オーナーは勿論OB)で話をしていますと、OBの各々がいろんな方面で大活躍しています。同じ時期に汗を流していなくても、生活や仕事に全く自分が係わっていなくても、同じ高校の同じクラブで汗を流したことを知った時、つい先ほどまで全くの他人だった人でも、活躍している事に頼もしくまた、嬉しく感じたりしますし、何故かしら心から信頼できる人物に思えてきたりします。そんな中、今年は長年民間企業にお勤めされながら監督をされていた方の退任後、教師の方が監督として就任され、また別の民間企業にお勤めされながらコーチとして指導されている方が、一時期九州に転勤された時も毎週のように名張へ帰り、後輩の指導にご尽力いただいているのをお聞きしました。以前の監督同様、コーチにもご家族がおられますし、ましてや民間企業にお勤めされているので、本当にこの方々の努力や情熱に感服する事はさることながら、彼らの周囲の方々のご理解やご協力は、私の想像の範疇を超えた神の域にさえ感じます。
 OB会の数日後、高校野球の開会式に参加した部員の保護者が運転するマイクロバスがトラックに衝突し、助手席に乗っていた監督が死亡するという事故が報道されていました。この事故は、誰もが決して悪い事をしたわけでなく、逆に皆の為に良かれと思い行動していた事が全くの裏目に出るという、当事者の事を考えれば考えるほど心痛める事故です。こんな不幸な出来事はどんな事であれ、いろんな場面で今一生懸命にご尽力頂いている全ての方々に、決して降りかからないようお祈りすると共に、人の善意が取り返しのつかない事態とならないような仕組みつくりを確立する必要があることを教えていただいた大変不幸な事故でした・・・。