東日本大震災の爪痕が未だ癒えないまま、既に1か月が過ぎました。そんな中、東日本の電力不足に限らず日本全体でも震災の影響によって資材や部品の調達、製造や発送に至るまで、被災地以外でも経済活動や社会生活に大きく影響しています。やはりこれほど甚大な被害をもたらした地震ですので、日本全体に与える影響が大きいことは当然と言えば当然です。日本全体に影響といえば、福島原発の事故も挙げられますが、この事故の一報を聞いた時私は、以前このコラムで紹介した竹下貴之さんのことを思い出しました。
彼は旧科学技術庁のキャリアとして原子力を推進する立場として働いている頃、私は彼に「電気が足りなくなるから電気をどんどん作るという発想ではなく、電気をあまり使わないような製品開発の研究に国費を費やすべき」という会話を何度か酒を飲みながら交わした後、何と旧科学技術庁を退職し、東京大学や立命館大学などでエネルギー問題についての研究を始めました。そして現在再び東京大学へ戻り、地球持続戦略研究イニシアティブ(TIGS)というところで特任講師という立場で「サスティナビリティ学」というものを教えています。その学問は無学の私には良くわかりませんが、地球を存続させるための総合的な問題の解決や研究をしているらしく、HPの説明を引用させていただきますと、「国際社会が抱える課題を解決し、地球社会を持続可能なものへと導くビジョンを構築するためにその基礎となる新しい超科学的な学術」らしいです。元々彼は、原子力を推進する立場で入庁したものの、その危険性を20年近く前から感じたため、原子力を用いないエネルギーの研究を選択し、現在ではその発展的な研究を行っています。
私は、心から願います。彼らの研究がこれから生かされていくような社会になっていくことを・・・。
彼は旧科学技術庁のキャリアとして原子力を推進する立場として働いている頃、私は彼に「電気が足りなくなるから電気をどんどん作るという発想ではなく、電気をあまり使わないような製品開発の研究に国費を費やすべき」という会話を何度か酒を飲みながら交わした後、何と旧科学技術庁を退職し、東京大学や立命館大学などでエネルギー問題についての研究を始めました。そして現在再び東京大学へ戻り、地球持続戦略研究イニシアティブ(TIGS)というところで特任講師という立場で「サスティナビリティ学」というものを教えています。その学問は無学の私には良くわかりませんが、地球を存続させるための総合的な問題の解決や研究をしているらしく、HPの説明を引用させていただきますと、「国際社会が抱える課題を解決し、地球社会を持続可能なものへと導くビジョンを構築するためにその基礎となる新しい超科学的な学術」らしいです。元々彼は、原子力を推進する立場で入庁したものの、その危険性を20年近く前から感じたため、原子力を用いないエネルギーの研究を選択し、現在ではその発展的な研究を行っています。
私は、心から願います。彼らの研究がこれから生かされていくような社会になっていくことを・・・。