携帯電話の普及

 日本国民の88.9%が携帯電話を所有しているそうです。一概に88.9%といいますと、逆に11.1%の人が持っていないということになりますが、現実的に考えてその割合は、例えば6歳以下の幼児の人口である6%を省いて考えますと、残りの人口のなんと94.5%の人が携帯電話を持っているということになります。この所有率というのは、恐らく全電気製品の中でもダントツに1位の割合でしょうから、如何に携帯電話の普及率がものすごいことかと思い知らされます。それだけすごい普及率の事と知ってしまうと、私のいつもの悪い癖でしょうか、ふと疑問がわいてきました。
 これだけ短期間に日本国民に普及した理由を普通に考えれば、こんなに便利なものが、すごく気軽に手に入るためであろうと想像できますが、本当にそれだけの理由なのでしょうか。ほんの一例ですがGPS機能や買い物決済機能などが便利だという理由だけで付加されたのだろうかということです。GPS機能というものを普通に考えれば、子供や旦那?の所在地の確認ができるという女性には非常に安心できる機能でありますが、これの別の使い方を考えますと、例えば、事故や災害などで危険な地域が突発的に発生した際に、その地域に向かって移動している人に対し、何らかの警告を発し、その地域に向かわないようにするなどもできることになります。しかしこれは、特定の人の行動を自由に誘導できるということですから、使いようによっては、危険ですし、買い物決済機能を使用した場合などは、ほぼ本人が使用しているということが確定しますし、いつ、どこで、誰が、どのような買い物をしたという記録を残すこともできるということです。
 まあ、こんな策略的な国家ではないとは思うのですが、別にそれでもいいかなぁとも思う自分がいます・・・。