カテゴリー別アーカイブ: 2007

たばこ

 以前のコラムでたばこについて書かせて頂きましたが、その時点では私は喫煙者でした。しかし、現在は念願の禁煙が成功し、たばこをやめることが出来ました。そう言いますと、喫煙者は私のことを偉いとか何かすごい決心があったのかとか言われますが、きっかけは実は二日酔いでたばこが吸えなくなったためでした。私はお酒は特別に強いほうでもなく、ごく普通にたしなむ程度なのですが、たまに調子に乗って飲みすぎると、次の日は夕方まで調子が悪く、特に二日酔いがひどいと2~3日調子が悪くなっています。そうしますとお酒は勿論の事、たばこさえも吸えなくなるので、それを利用して?ちょっと禁煙してみる事にしたのです。しかし、以前にやめようとした時どうしてもやめられなかったという諦めと、きっかけが二日酔いなだけに、気軽な気持ちで始めました。ですからその方法は結構変っていると人に言われたのですが、いつも吸っていたたばことライターを持ち歩き、お酒の席などで吸いたくなった時は「自分はいつでも吸えるんだから、今吸わなくてももっと吸いたい時に吸えばいいだろう」と思うようにしました。そうして数日経ちますと、吸いたくなった時はたばこを取り出して手に持ってから、「せっかく*日我慢したんやから、もうちょっと我慢してみよう。いつでも吸えるんやし。」と考えるようになり、いつの間にかたばこを持っていなくてもいいようになってきました。
 そんな健康に良いことをはじめて早3ヶ月、たばこをやめた方がよく言っておられる「メシが旨い」という感覚が芽生えはじめ、私にも思春期とは違う成長期がやってきてどんどん成長しています。
 こうやってこのコラムを読んで頂いている方々に堂々と「禁煙」を宣言する事で私は、二度とたばこを吸うことができないでしょう・・・。か?

骨髄バンク

 以前、臓器提供をしようと思い妻に相談してみました。妻は元看護士でしたので当然私よりも知識や考えがあり、私のその気持ちは非常に大切な事だと賛成はしてくれましたが、奇麗事だけでなく現実に提供することを見据えた際の問題点などを教えてくれました。
 臓器提供で脳死時に提供できるものと心肺停止時に提供できるものには違いがあり、心肺停止時に提供できるものは、脳死時に提供できるものの半分以下となっています。そう考えますと同じ提供するなら多くの臓器の提供をと考える訳ですが、確かに人の死というものを脳死時点で「死」として判断できるとしても、現実問題として生命の源である心臓が動いている状態で、その人の家族が「脳死ですから本人の意思を尊重して臓器を取り出してください」と本当に言えるのだろうか、と言う事です。また、臓器提供では無いですが、骨髄バンクなどは、登録するのは比較的簡単なようですが、いざ提供となった場合は、肉体的な苦痛を伴う提供を行い、また数日の休養が必要な為、お勤めの方などは有給を取ったり、主婦の方などは家事を協力をしてもらったり、医療機関までの交通費は自己負担したりなどと、肉体的にも金銭的にも負担を強いられます。ただ、これは提供者自身が奉仕の精神で行うために、そのくらいの負担は負担で無い、という事ではありますが、そんな人々の善意だけに頼ったシステムで果たして良いのでしょうか?
 脳死や心肺停止などの心的なものは、社会全体が死に対する考え方や、臓器提供に対する考え方が変わっていく必要がありますが、骨髄バンクなどは、肉体的苦痛を代替させる事はできないにせよ、せめて金銭的なものや時間的な代替や保証が出来るものくらいは提供者に負担させることが無いように、国や自治体がその対策を取る姿勢を是非見せて欲しいものです・・・。

ダイエット健康

 TVで健康やダイエットの特集を行って、特定の食品を取り上げると、その日か明くる日にはスーパーの陳列棚からその食品が無くなるという社会現象が起こります。不健康な現在の日本国民は、そのくらい健康やダイエットに対して関心があるということの表れですが、それは他のメディアでどれだけ取り上げるより、TVで取り上げることがここまで影響があるのかと再確認できる現象であると思われます。
しかし、影響が大きかった特集の数日後には、よくテレビ局のエライさんが「やらせ」の謝罪会見を行い、頭を下げておられます。そして今回の対称○対象)でない他のテレビ局や他のメディアはその社会的影響が多きい○大きい)事を取り上げて、やれ、けしからん事だとか、あるまじき行為であるとかいろいろ非難しています。そして、視聴者にインタビューを行い、更にその「けしからんさ」を強調していきます。
 社会的影響が大きかろうが、小さかろうが、「やらせ」や「でっち上げ」などは決して当たり前にやってはならない事ではありますが、そもそも健康やダイエットなどは普通に考えてみれば、即効性があるものは効果がなかったり、あったとしても体に良くない事くらい普通の成人であれば常識的に考えれば分かるはずです。しかしTVで取上げられたら、こんなに楽な方法があるのかと、自分に良い方に理解して、結果「騙された、悔しい、腹が立つ。」となっていきます。
 もっと日本の大人たちが冷静になって考えるようにすれば、日々の積み重ねが健康を保ち、また標準的な体重を保つのも適度な運動や適度な食事量、バランスのよい食事を取ることが一番重要で、その事を蔑ろにしては何も決して得られないんだという当たり前の再認識をして欲しいものです・・・。

団塊世代の大量退職

 あけまして おめでとうございます。2007年シシ年の初めてのコラムでございます。今年からは、以前からご指摘の多かった文字の大きさを少し大きくし、お読みいただきやすいように改良いたしましたので、またお付き合いいただければ幸でございます。
 さて、本年は団塊の世代の諸先輩方々が退職され始める年でありますので、いろいろと世間の流れなどが大きく変ってくると思われます。以前のコラムで少し触れましたが、この世代の方々は、戦争を体験していない世代の中で世間や体制というものに反発しながら一番過激な青春時代を過ごしてこられたようですが、成人してからは自身の将来や日本経済のために己の牙を隠し、立派な社会人として高度成長期終期の日本経済の成長を支えてこられました。その方々が以前のライブドアによるフジテレビの買収騒動の中で、どの世代よりも圧倒的にライブドアを支持するというアンケート結果が出たときに、そのような考え方の方々が私より上の世代に沢山おられることが非常に頼もしく思えたことを思い出します。
 そんな団塊の世代の方々が退職された後は、どのように過ごされるつもりでおられるのか、私個人としては非常に興味があります。それこそ「まだまだ若いモンには負けへんで」という気構えを持っておられる方々が、当然に隠居される年齢でも無いですし、退職金という大金が一気に手元に入ってきます。そんな中で耳にする事は、キャンピングカーを買って日本一周される方が多くおられるとも聞きますし、リゾート物件の値段が上がってきているとも聞きます。
 当然に今まで頑張ってきたご褒美として是非そんなことをして頂きたいですが、一つお願いするとするなら、今までの知識や経験を生かした仕事を少しづつでもして頂きたいと思います・・・。