私が子供の頃に次々に出店された大型スーパーには、それまでにはなかった買い物に行くということが、小さなレジャーをするかのごとく、楽しみなイベントだったような気がします。それが、時代は変わり今では大規模複合施設が次々に出店されています。そんな中でも形の変わらないのは、フードコートです。このフードコートはなぜかしら好きで、今でもよく利用します。今、このコラムを書くにあたってフードコートの何が好きなのかを考えてみましたら、「いろんな物が選べる」「安い」「早い」など理由は出てきますが、最終的には「全体的な雰囲気」が好きだという結論に達します。しかし、この歳になってスーツ姿で一人で行くのは、さすがに抵抗があり、今では家族と一緒でしか行かなくなってきました。
そんなフードコートですが、いろんな好きな理由がある中で「安い」という理由は私の中でかなり重要ですが、この価格が安い設定ができる要因として、「セルフサービス」であるということが挙げられます。人件費を削減することによって提供する価格を下げる、これは個人的には素晴らしい発想だと思います。自分で運んで自分で片づける、日本人らしい発想です。そんなフードコートはあらゆる国々で見かけますので、私はよく利用するのですが、システム的に日本と違う部分があります。それは、片づけだけ「セルフサービス」でないということです。商品の購入や運搬は、自分で決まったことをしなければいけないのですが、食事後は、テーブルにそのままにしておく、というスタイルです。特にアジア圏では、汚そうが散らかろうがお構いなしでそのまま離席しています。
最初はこのシステムに馴染めず、よく食器を返しに行きましたが、ある時、隣で片づけの仕事をしている女性を見ながら、ふと考えました。「そうか。自分で食器を返しに行ったら、この人の仕事がなくなるんや」と・・・。
そんなフードコートですが、いろんな好きな理由がある中で「安い」という理由は私の中でかなり重要ですが、この価格が安い設定ができる要因として、「セルフサービス」であるということが挙げられます。人件費を削減することによって提供する価格を下げる、これは個人的には素晴らしい発想だと思います。自分で運んで自分で片づける、日本人らしい発想です。そんなフードコートはあらゆる国々で見かけますので、私はよく利用するのですが、システム的に日本と違う部分があります。それは、片づけだけ「セルフサービス」でないということです。商品の購入や運搬は、自分で決まったことをしなければいけないのですが、食事後は、テーブルにそのままにしておく、というスタイルです。特にアジア圏では、汚そうが散らかろうがお構いなしでそのまま離席しています。
最初はこのシステムに馴染めず、よく食器を返しに行きましたが、ある時、隣で片づけの仕事をしている女性を見ながら、ふと考えました。「そうか。自分で食器を返しに行ったら、この人の仕事がなくなるんや」と・・・。