中村文昭さん

 先日ある業界の集まりで、中村文昭さんの講演を聞かせていただく機会がありました。この方の講演は実際に聞くのは初めてでしたが、私の知人の知人でもあったこともあり、CDなどで聞かせていただいたことはありました。内容的にはそのCDの内容とそんなに変化のあるものではなかったのですが、やはり機械を通して聴く講演と、実際に本人の肉声で聴く講演では感じ取れるものが数倍違うものだということを再確認しました。内容をごく簡単に言えば、人生の師匠に偶然出会った事によって、最高の貧乏生活から如何にして今に至ったかということなのですが、その一つ一つの発する言葉の重みや意味が、すべて心に残るフレーズでした。
 「頼まれごとは、試されごと」自分の実力以上や自分にはできない依頼はされることはないので、頼まれれば必ず受けて、かつ相手の予測を上回る結果を必ず出すこと。そうすれば本当の感謝と信頼が生まれる
 「できない理由を言うのでなく、どうすればできるかを考えろ」人は何かとできない理由をつけては、物事をしない方向に向けていく傾向がある。それをどうすればできるのかと、逆に考えられる癖をつければ道は開く
 「返事は0.2秒で」どうせお願い事を断らないと決めたのなら、内容を聞く前でも返事すればいい。決して自分にできない依頼は来ないのだから。そして受けてから内容を聞いて、予測を上回る結果を残す
 「お金は入り口でなく、出口を意識する」如何にしてお金を稼ぐかということよりも、稼いだお金をどのように使うか、またお金を使う人がどれだけ感動して支払いをしていくかを考えるだけで、自ずとお金は入ってくる
 当り前ですが、人と同じ考えや行動をしていて、尊敬されたり社会的成功者になれるはずありません。人と違う振る舞いをするからこそ成し得るものですよね・・・。