おばあちゃん

 先日、妻の母方の祖母の誕生会に出席させていただきました。この行事は、毎年自身の子、孫などが集まりお祝いをしているらしく、私は今回初めて出席させていただきました。その主役である祖母は今年で91歳になるのですが、とてもチャーミングでかわいい「おばあちゃん」で、皆が口を揃えて言うように「自分もこんなおばあちゃんになりたい」と思わせる方です。そんな祖母を囲んで、末永く元気でいていただきたいと子や孫など総勢13名でお祝いをしました。
 そんな人気者の祖母は、いつも何故かしら私を気にかけていただいていまして(当然私だけでないですが)、このコラムは特にそうで毎回チェックしていただいていて、「今回のコラムのここが良かった」とか、「こんなエエ事書いてはんねんなあ」など、私を褒めるコメントばかりをいただきます。それがお世辞だとしても、人間そう言われれば気が悪くなる訳がなく、私も祖母を気にかけるようになります。そして私より若干?お年を召しておられますので、何かと色々とお世話をしたくなってきます。こういう風に、互いが相手の事を気遣えば気遣うほど、どんどん思いやりが増してきます。
 逆に、自分の考え方や思考、また行動が違う人がいた場合、それが他人であれば許せることでも、自分に近い人であればあるほど、許せなくなってきたりします。そういう場合、その相手に対し自分の考え方や思考、行動を強要したりしてしまいがちです。そうなると、その相手は、敵意に近い感情を自分に対しぶつけ、またその感情が、更に相手に対して返されたりします。
 そう考えますと、人付き合いというのはシンプルに捉えれば実は簡単なことで、自分が発信する相手への感情がそのまま鏡のように反射すると考えて行動すれば良いだけなのかもしれませんね・・・。