個人情報保護法

 個人情報保護法、道路交通法、貸金業法、消費者保護法、建築基準法・・・etc、私たちの周りには本当に色々な法律があります。その法律がどのくらいの数があるのかインターネットで調べてみますと、何と約500もの法律があることがわかりました。その一つ一つを見ていますと、私たちの生活にかかわりが深いと思われる法律の中にも、全く見慣れない法律があったりします。例えば、「立木ニ関スル法律」や「遺言の方式の準拠法に関する法律」、「偽造カード等及び盗難カード等を用いて行われる不正な機械式預貯金払い戻し等からの預貯金者の保護に関する法律」、「仲裁法」など、そんなことまで法律としてあるのか、という感じです。
 そもそも法律というものの本来の目的が、どこにあるのか私は専門家で無いのでわかりませんが、私が思う法律の効果は、基本的に困っている人を助けるものであったり、秩序を作るためのものだと思っているのですが、現実問題として法律があるがゆえに、真面目に法律を守ろうとする人や企業が多大なる負担や犠牲を払ったり、昔の基準をそのままにしているがゆえに、現在の実情とはかけ離れている規制を強いていたりするものが数多くあるように思えます。ほんの一例ですが、個人情報保護法などは、その法律を完全無視した業者のメールや郵送物など、私たちが一番規制してほしいものに対しては何の効果もなかったり、道路交通法では道路の制限速度などは、昭和の35年の設定以来、一度もその最高速度が更新されていなかったりと、自動車の性能の向上を完全に無視した法律になっていたりします。
 確かに、規制をしたい対象や人に対して効果的にその規制をかけるということは、素人目から見ても相当困難な事柄だろうと解ります。しかし、だからと言ってそのままにするのだけは、やめて欲しいですよね・・・。