爆笑問題

 先日深夜にTVのチャンネルを換えていましたら爆笑問題が出ている番組がありまして、私は個人的に太田光さんが好きなものですからそこでチャンネルを止めて見ていました。それは「爆笑問題のススメ」という番組でしたが、その番組構成についてはあまり覚えていないのですが、その中で太田さんがこんなことを言っていました。
 それは確か、映画監督との対談のようなコーナーであったと思うのですが、「クリエイティブな仕事」という言葉が出てきたときに太田さん曰く「ホリエモンはあんな業界にいるのに、全然クリエイティブな人間じゃないね。だってこの間二人で話したときにホリエモンは『皆、何でこういうやり方をしないんだろう。こうやったら儲かるし、こうやったら成功するのになぜやらないんだろうね』と言っていたけど、そんなの皆が儲けの為に仕事してんじゃないよ。そういう人もいっぱいいるだろうけれど、みんながみんなそんな事だけで仕事してねえっつうの。当たり前にさ、お金が儲からないより儲かった方がいいに決まってるけど、そんな金とは関係無しに、もっとああしたい、こうしたいっていう夢があってそんな事をしてる人間がいっぱいいる事を分かっちゃいねえよ、ヤツは。」みたいなことを言っていました。
 なるほど芸能界や芸術の世界、スポーツの世界などでは自分のやりたいことや夢を追って一生懸命にがんばっている人がいます。またそれ以外の世界に現在はいても、夢を追っている人もいます。そんな人から見るとホリエモンの言った言葉は「何にもわかっちゃいねえ」といいたくなります。逆にホリエモンのような立場から言うと「そんな夢ばっかり追っていてもお金にならなかったら意味無いじゃん」と言いたくなります。その2つの立場はお互いに相容れない考え方になるのは仕方がないことですし、それはどちらが正しいというべきものでもないと思います。(太田さんはホリエモンに対し「クリエイティブ」という観点でみると「お前の考え方は間違っている」と言っていますが、決してホリエモン自身の考え方を全否定しているわけではありません。)しかし、ホリエモンしかり、太田光しかりそれぞれの世界でその世界のトップクラスに存在する人は、大勢の中でほんの一握りの人です。大多数の人が夢や、やりたいことをやりながらトップクラスにいけません。
 でもこれも考え方で、全員が全員ともトップクラスまで登りつめたいと考えているわけではありませんので、世の中うまくいっているのでしょう。更にもう一ついうと、やりたいことや夢があるだけでも幸せだと思います・・・。