コンビニ

 「コンビニエンスストア」と言えば想像することは、「便利」「24時間営業」「立ち読み」などや、又は「不良のたまり場」などと色々思い起こします。そのコンビニエンスストアの発祥といえば「セブンイレブン」だと私は記憶しているのですが、その名前の由来は「7時から11時まで営業している」という意味で、今のように24時間営業ではありませんでした。それが、顧客の要望に応えていくうちに、いつの間にか24時間営業をすることになったと聞いております。
 コンビニエンスストアを身近に利用するようになり、そのとき感じた事は、「ほんとに便利」と思うと同時に、「割引価格で購入できるスーパーも24時間営業だったらもっといいのに」とも思いました。そう思っていたら、首都圏や関西圏の中心部では、7時閉店だったスーパーが8時になり、9時になり、10時になり、ついには24時間営業になりました。
 しかしそれらのスーパーは、コンビニエンスストアの如く集客が出来ていないのが現状で、私が想像するに、人件費や光熱費、管理費などを採算ベースまで持っていくのはさぞ大変なことでしょう。
 私自身よく考えて見ますと、割引のあるスーパーが24時間営業でも、夜中にジュース一つを買うために「少し遠くのスーパーまで車を走らせ、駐車場に車を止めて、駐車場から店内に入り、飲料売り場を探し、好みのジュースを数多い種類の中から選択し、レジに行き、駐車場に戻り、車を乗って帰る」という行動をとるのが億劫で、割引がなくても近くにあるコンビニエンスストアでさっと買ってしまいます。それは「贅沢な!」と怒られるかもしれませんが、昔はよく親に「電話代がかかるから電話するなら用件だけにしときや」とか、「テレビは2時間まで」とか「今日はファミリーレストランで食事するから凄く贅沢やで」等を当たり前のように言われていて、それが当たり前に思っていた時代があったのですが、今は時代が変わり、親が携帯電話で月2~3万円支払い、テレビはつけっ放しでないと寂しいなどと言い、ファミレスは普段の食事になってしまっています。それは贅沢になったのか時代が良くなったのかは別として、「お金の節約」より「時間の節約」に関心が変わってきているからだと思います。
 次の時代はどんなことに関心がもたれるのでしょうか・・・・。