生命保険の支払い免責事由

 先日、ヤフーの記事に出ていた「御嶽山 生保は保険金支払い」という記事に、目が留まりました。これを見てどういう事?と記事を読んでみましたら、私だけが無知なのかも知れませんが衝撃の事実が判明しました。それは、保険金支払いの免責事由に「地震、津波、噴火によるとき」とあるではないですか!という事なので、今回の御嶽山の噴火による被災については免責事由に該当し、保険金が支払われない事もあったのですが、今回は保険会社各社が免責を適用せず全額支払いを決定したという事でした。
 当然に虚偽の申告や、犯罪、故意過失や飲酒運転などによる死亡については、本人に非があるので支払われないというのは理解できますが、自然災害による被災についても支払われない可能性が規定されているのはどうも理解できない部分があります。しかし、実際には、東日本大震災や阪神淡路大震災、新潟県中越沖地震による被災については免責が適用されず保険金が全額支払われたようですので、日本の保険会社各社の柔軟な対応には、今後も少しは安心できそうです。
 いつもこんなことがあって初めて分かることなんですが、自分が加入している保険の内容について、本当は詳しくわかっていないという事です。契約時に渡される物凄く小さな文字が羅列された約款を一体何人の方が読まれ理解されているのか、いや理解している人は殆どいないのではないでしょうか。普通の感覚で考えて保険に加入しているのだから支払われると思っている事でも支払われない事があったり、こんなものに保険金が適用されるなんて思ってもいない事でも支払事由に該当している場合が沢山あるかもしれません。
 しかし、保険を適用するような事が起こらないのが、本当は一番なんですけどもね・・・。