カテゴリー別アーカイブ: 2014

299話目のちょっと一息

 早いもので、とうとう今回で今年最後の「ちょっと一息」になりました。
 このコラムは2週間に1度掲載させていただいていますので、1年間で26話掲載させていただいている計算になります。そして掲載を始めてから現在データが残存し、数えられるコラムの数が今回の掲載で299話目となり、新年の第1号が300号になります。当初は広告予算の関係から、月1回程度の掲載しかしていませんがこの13年間、これだけ飽き性の私でも勝手な使命感を作り上げればこんなに長続きすることもあるんだと、自画自賛したりします。思えば私の人生の中で、これほどまでに長く続いたことが他に何があるかと考えますと、意外にも結構ありました。新聞配達などは10歳から始めて19歳までの9年間続きました。しかし、9年間と言えどもその回数にすればコラムよりも多くこなしてはいます。野球にしてもそうです。中学と高校の6年間ですが、新聞配達よりももっと長い時間活動していたので、時間にすれば長くこなしてはいます。時間でいえばこの会社を始める前は、一つの会社で約14年間在籍していましたので、期間的にも時間的にも一番長く続いたと言えます。そんなことを考えていますと、一番長く続くというのは一体何を基準にすればいいのか迷います。一般的には期間の事を指しますので、一番長く続いたというのは、日数や年数で計ります。ただ、先述のように関わる密度が違うものを比較するには、「一番長く続く」という一般の基準は当てはまりません。では誰にも疑う余地なく一番長く続くものは何か、と考えてみましたら、一つだけありました。それは自分自身です。それは努力を伴わないものかもしれませんが、好きであろうが嫌いであろうが自分は死ぬまで続きます。
 そんな本当にどうでもいいような事を書いていましたら、今年最後の「行」を迎えてしまいました・・・。 

2014解散総選挙

 早いものでこの週末を開けますといよいよ暦は師走に入り、ショッピング施設はもとより街中でクリスマスに向けたイルミネーションが施され、否が応でも年末を感じられずにはいられない季節がやってきます。その慌ただしさを感じる年末が近づいてきたこの時期に、全く理解できない衆議院の解散総選挙が迫ってきました。今回の解散に限らず、小学生でも騙されないような子供だましの判断で解散総選挙を行い、総額700億とも言われる大切な血税を使うという愚行を繰り返しています。ただでさえ景気が良くなく、任期のちょうど半分しか経過していないこの時期に、自分達のこれからのたった4年間の保身の為にこんなに多くの税金を使うことに何の躊躇もないのでしょうか?
 しかしそれを許しているのは他でもないその税金を支払っている我々一般の有権者です。こんな子供だましの判断をしている政治家や政党に対し、有権者は相も変わらず同じ政党や政治家を選んでいる為に、その選ばれる側の政治家は、自分たちが何をしてもまた選んでくれるだろうという安心感があるからこんな無駄をできるのであり、もし選んでくれないという不安があればこんな子供だましは行えるはずがありません。そうは言っても、最近一度違う政党が政権を取りましたが、結局は元々の政党が行っていたよりも状態が悪くなることもありました。しかしそれは戦後一度も政権交代をしなかったツケが結果として現れたのであり、過去からもっと色々な政党が政権を取るような状況が作り出せていれば、結果は違ったものとなっていたと思います。ですから、これからの政治は、当社の社訓ではないですが「ちゃんとする」事をしない政治家や政党は直ぐに淘汰されるような状況にしなければ、いつまで経ってもこんな子供だましの無駄が続く事になるのだと思います・・・。

「の」の字

 私は最近、殆ど電車に乗らなくなりました。というのも名張市という車社会に慣れてしまうと、スーパー等に買い物に行くときは勿論の事、コンビニへ行くにも車で行くことになりますので、出かけるときは必ず車がつきもの、という感じになりました。その為大阪に行くときも、京都に行くときも、ましてや関東に行くときでさえも自分で運転したほうが楽という感覚になっていますので、遠方で社用の飲み会があるとき以外は、常に車で出かけるという感じです。ですから会社勤めの頃を思い出しますと、毎朝6時の電車で名張から大阪までよくも毎日普通列車で通えていたなと感心したりします。それに加え通勤時間の地下鉄は、本当にギュウギュウ詰めの状態で、カバンなどは抱えていないと人の流れでどこまで腕が引っ張られる分からないくらい大変な思いをしました。
 そんな中ふと思い出したのが、ある時直行で会社とは違う所に行く時に普段と違う路線に乗っていたのですが、私の臀部あたりに「の」の字を指で描かれているような感触がしたのでドアが開いた時に後ろを振り返ると、何と50過ぎのオジサマが私の臀部を人差し指で「の」の字を描いているではないですか!それを確認した私は、気持ち悪いとか、腹が立つとかの感情ではなく、ものすごく可笑しい感情がこみ上げてきまして、一人前を向いて笑いをこらえていたことを思い出します。こんな事も私が20歳前半といえども男性だったので、本当に笑い事で済まされますが、これが女性だったら笑い事では済まされません。正直毎日同じ電車に乗っていますと気づくのですが、人に押されるのを良い事に必ず女性に引っ付いていく不審な挙動をする同じオジサマがいまして、何度現場を押さえてやろうかと思い近づいたりしましたが、余計な事をして逆に私が冤罪をかけられる危険性も感じましたので、途中で諦めた事もありました・・・。

クライマックスシリーズ

 先週、日本シリーズでソフトバンクがタイガースを制し、日本一に輝きました。リーグでもソフトバンクは優勝していますので、これで実質的に日本一のチームとなったわけです。私は、以前にも書かせて頂きましたが、中学高校と野球漬けの日々を過ごしてきましたが、正直申し上げまして、プロ野球というものに全くと言っていいほど興味がありません。その為、どこが優勝しようが全く興味はないのですが、敢えて言うならばタイガースが優勝すれば異様に関西の景気や元気が盛り上がるので、他のチームが優勝するくらいだったらできればタイガースが優勝してほしい、くらいの興味具合です。そんな興味程度の私ですが、最近のプロ野球の制度であるクライマックスシリーズについては少し違和感を覚えます。
 このシステムが採用された2007年当時は敗者復活戦ともいえるこの制度は、かなり画期的なシステムだと感じました。優勝できなくても2位や3位になるのはそれなりに頑張らないとなれませんのでそれまで一生懸命戦ってきてそれなりの成績を残した者にも再度チャンスを与えましょうという事です。しかしこれを逆によく考えますと、最後の最後まで頑張らなくても、何が何でも1位を取らなくてもいい、という考え方にも繋がります。物事には頑張ることが重要で、結果は二の次という考え方があります。それは人が生きていく上で、非常に重要な考え方です。しかし、「プロ」という肩書のある人たちに、その考え方を採用するのは如何なものでしょうか。
私個人としては、「プロ」というのはどれだけ努力しようが、どれだけ人よりも時間をかけようがそんなことは全く関係なく、「結果」を求められるものだと思います。プライベートや学生時代であれば努力したことで許されるものでも、どもようなプロであれプロである以上、甘んじていてはいけないといつも感じています・・・。

平均値を取って悪いもの

 最近、何かの中で「**の平均値が**」というような事が出ていた時、私は、「それはおかしい」と感じることがありました。物事の目安を計る基準の一つに、平均値というのがあります。例えば、自動車の平均燃費とか10歳児の平均身長などです。これらは、このあたりの数値で考えて良いという基準ですから、物事を判断する際には非常に参考となる数値です。ただ、本来「平均値」というのは、ボリュームゾーンが中心に近いものに対して使用するものであって、拡散した数値の物に使うものではない事を知らなければなりません。例えば途上国などの平均貯蓄額や平均年収などです。途上国などでは、日本では比較にならないくらいの貧富の差があります。そのごく一部の大富豪の貯蓄を大多数の一般的な人たちも合わせて平均値を取ると、必ず一般的な人たちのボリュームゾーンを超えて数値が出ます。仮に1人が10兆円貯蓄していて、9999人がちょうど10万円を貯蓄しているとします。この合計1万の人達の平均貯蓄額を算出しますとなんと一人平均10億円貯蓄している事になります。たった一人の桁外れの人がいるだけで平均値が中心値からほど遠い結果が出るのです。ですから日本でも例えば貯蓄額の平均値を取るのではなく、貯蓄額の統計を取らなければ、実態が見えてこないという事なのです。
 これは、政府発表の**によりますと、であるとか、日本における家庭の平均**は**です、などの数値については、平均値を示すことによって意図的に誤解を与えるような事が出来てしまうという事です。この数値に関しては、元データを改竄しない限り虚偽ではありませんので、堂々と示すことができます。更にデータというのはその元データをどこで区切るか、またその数値を切上げるのか切下げるのか、四捨五入するのかによっても違った結果が現れるものなのです・・・。

生命保険の支払い免責事由

 先日、ヤフーの記事に出ていた「御嶽山 生保は保険金支払い」という記事に、目が留まりました。これを見てどういう事?と記事を読んでみましたら、私だけが無知なのかも知れませんが衝撃の事実が判明しました。それは、保険金支払いの免責事由に「地震、津波、噴火によるとき」とあるではないですか!という事なので、今回の御嶽山の噴火による被災については免責事由に該当し、保険金が支払われない事もあったのですが、今回は保険会社各社が免責を適用せず全額支払いを決定したという事でした。
 当然に虚偽の申告や、犯罪、故意過失や飲酒運転などによる死亡については、本人に非があるので支払われないというのは理解できますが、自然災害による被災についても支払われない可能性が規定されているのはどうも理解できない部分があります。しかし、実際には、東日本大震災や阪神淡路大震災、新潟県中越沖地震による被災については免責が適用されず保険金が全額支払われたようですので、日本の保険会社各社の柔軟な対応には、今後も少しは安心できそうです。
 いつもこんなことがあって初めて分かることなんですが、自分が加入している保険の内容について、本当は詳しくわかっていないという事です。契約時に渡される物凄く小さな文字が羅列された約款を一体何人の方が読まれ理解されているのか、いや理解している人は殆どいないのではないでしょうか。普通の感覚で考えて保険に加入しているのだから支払われると思っている事でも支払われない事があったり、こんなものに保険金が適用されるなんて思ってもいない事でも支払事由に該当している場合が沢山あるかもしれません。
 しかし、保険を適用するような事が起こらないのが、本当は一番なんですけどもね・・・。

新高校の校名募集

 いよいよ名張桔梗丘高校と名張西高校の統合が本格化してきました。この2校の統合については、平成28年に現在の西高の場所に桔梗高が移転し新たな高校が誕生します。その為桔梗高については来年度から新入生を受け入れしないため、最終の卒業生は在校生に見送られることなく卒業式を迎えることになりますので、生徒達には寂しい卒業式にならないよう、県職員や教職員の方々には切にお願いしたいものです。
 そういう私も実は桔梗丘高校の第11期の卒業生です。そして地元で生活している関係もあり現在、桔梗高の同窓会役員をさせていただいています。そんな中で、合併する2校の校名を決定するための選定委員として同窓会代表として選出されましたので、先日選定委員会に参加させて頂きました。その会は有識者の方の委員長をはじめ、副委員長の商工会議所会頭や伊賀名張の教育委員長・小中学校長会代表・PTA連合会代表、両校校長・PTA代表・同窓会代表など私がまず普段お会いすることのない方々との会合の中で会議は行われました。
 そのお知らせをここで行いたいと思います。校名については一般応募で誰でも参加できFAX、はがき、Eメールの3通りで応募できます。一つの応募に対し1案のみですが、何通でも何通りの方法でも応募できます。期間は平成26年9月22日から平成26年10月21日迄。送付先は下記です。是非相応しい名称をご応募ください。
・記入事項    ア 校名案
         イ その理由(簡単な説明)
         ウ 応募者の名前、住所、電話番号

・はがきの場合 :〒518-0476 名張市百合が丘東6-1
         三重県立名張西高等学校内 名張新高等学校準備事務局 宛

・FAXの場合 :名張新高等学校準備事務局 宛て
         FAX 0595-64-1602

・Eメールの場合:nabari-shinko@nishiko.ed.jp

・県関連HP    http://www.pref.mie.lg.jp/SINGI/2014090281.htm

近畿不動産販売CM

 私事ですがようやく最近、近畿不動産販売のCMの事を良く聞かれるようになってきました。今CMをさせて頂いているのは、アドバンスコープさんとFMなばりさん、伊賀ケーブルTVさんです。このCMは当初の構想段階から「不動産や会社には全く脈略のなくて良いので、兎に角インパクトのあるCMを制作したい」とアドバンスコープさんと制作会社さんに無理を言って、構想と制作を合わせて2年近くもかけて制作していただきました。当然それだけの気合が入っていたので制作費用も当社なりに奮発して制作させて頂きました。このCMの目指すメロディーはずばり「タケモ●ピアノ」さんのCMです。それは子供たちがほかの事に気を取られていてもそのCMが流れれば、皆がTVにくぎ付になり、そのうち普段でも子供たちが口ずさむようなメロディです。当初制作会社さんは、そうはお願いしても「不動産」や「家」「住宅」などのフレーズやナレーションを入れて提案されていましたが、ことごとくNGを出していましたので、かなり嫌われていたと思います。そんなNGを何十回も出し続けていたある日、制作会社の方が何かが吹っ切れたようで、いきなり今のCMの原稿と歌を提案されてきました。それを聞いて「これで行きましょ!」と即決しそれからはトントン拍子に制作が進んでいきました。当初の提案では、演歌歌手の方がこの歌を歌うという設定でしたが、それではあまりインパクトもないと考え、一般応募の子供たちに歌ってもらうことにしました。撮影当日までどんな歌を歌って頂くのか親御さんは勿論、何も知らされていなかった子供達でしたが、良くできたお子さん達で短時間で撮影は終了しました。
 そのCMは
 「じーちゃん入れ歯が外れて~、ばーちゃん腰抜かす~、父ちゃんちゃぶ台返しても~、きんきふどうさん~」という全く意味のない歌詞です・・・。 

奇跡の星

 先日何気なく考えていたことで、地球ってすごいなと思いました。何を唐突に、とお考えだと思いますが、よくよく考えてみますと、本当に地球って奇跡の星だなと感じます。と言いますのも、宇宙では一番近い存在の太陽系の星で考えますと、太陽に一番近い水星などは、自転と公転の周期がほぼ同じで地球でいう一日は水星では176日もありますので、昼に約90日、夜に約90日あり、最低気温は約-180℃、最高気温は約430℃で大気がないという環境です。地球に近い金星でも成分の違う大気はあるようですが500℃に達する気温で、また一番太陽から一番遠い海王星は約-220℃というとても生物が生息できる環境ではありません。(なぜ一番遠い惑星が冥王星でなく海王星としたかですが、最近冥王星よりも大きな惑星も見つかっており、今では準惑星という定義になっているためです。)そんな中で、地球だけは平均気温15℃、生物が生存するのに必要な大気が存在し、表面積の約7割が生命の源である海です。もしこの環境が少しでも違えば、もし、地球がもう少し太陽に近かったら、地球上に生物が存在することもなかったわけですから、今このコラムを書いている事もまた、皆さんが読まれている事もなかったわけです。そう考えますと、地球って奇跡の星だとお分かり頂けると思います。
 そんな奇跡の星を、地球上の生物の中で「人間」という生物だけが汚染をしています。バクテリアや細菌は人間にとって厄介なものもありますが、地球にとっては必要なものです。食物連鎖や種の保存は人間が活動することによって崩れていきます。今や日本国内では見られない南の島の澄み切った海や空は、人間が文明的な生活を送る前にはどこの海でも空でも見られたはずです。そう考えますと、これから人間はどうしていかなければならないのか、自ずと解ってきそうなものですね・・・。 

従軍慰安婦問題

 それまであくまでも疑念であったことを、確信のように報道し、今では日韓の外交問題に発展までしている日本軍の従軍慰安婦について先日、その報道を行った朝日新聞がその報道の真偽に関して、偽りであったとするお詫び文を紙面に掲載しました。これに関しては過去の出来事ですので、今となっては真偽の確認が非常に困難な事柄であることは明白です。ただ、朝日新聞がなぜ今になってそんな報道をしたのでしょうか?今まで、韓国の大統領や国民、当事者であった女性の発言などで、日本がどれだけ非難されてきたことかは皆さんご存知の通りです。もしその報道をもっと早い段階で検証を行い、過ちを認めていたなら、ここまで非難されることはなかったのかも知れません。しかし、それを良く考えてみますと、もし朝日新聞が認めたように本当に事実の捏造だとすると、韓国のメディア、国民、当事者や大統領は、なぜあそこまで日本を批判できたのでしょうか?やはりそれは事実としてあった出来事なのでしょうか。それとも、何かしら私のような一般人にはわからない、とてつもなく大きな力が働いているからなのでしょうか?
 考えれば考えるだけわからなくなってくる出来事ですが、これについてはもう一つ理解できないことがあります。それは、この事実があったのか無かったのかという問題は別にして、これだけ国際問題まで発展している出来事の原因を作ったといっても過言でない記事の訂正を行っているにもかかわらず、相変わらず日本のマスコミは誰と誰が付き合っているとか、どうでもいいようなことを長時間報道しているにも関わらず、このコラムを書いている8月7日にはこんな重要な大問題をほんの少ししか報道しないことです。
 どうしてなんでしょう?もしかしたら、このことも私にはわからない何か大きな力が働いているからなのでしょうか・・・。