カテゴリー別アーカイブ: 2011

青蓮寺湖駅伝

 私は、以前に書かせていただきましたスポーツジムに通い始めて、ようやく1か月が過ぎました。運動だけでなく、食事の量やカロリーなどを自分なりに考えながら行っているつもりで、1回の食事量を減らすのは勿論のこと、通販で購入したこんにゃくラーメン(なんと一食分でスープまで飲みほしても60kcal程度)や、低カロリー雑炊(30~40kcal程度)等を合わせて食べたり、また今まで食べていなかった朝食も摂るようにしてきました。結構自分では頑張っているつもりでも、インストラクターの方に言わせると、まだまだなようで、体重などは開始前と殆ど変っていません。しかしおなかの出具合は、何となくですが、引込んできている感じがしていますが、明らかに引込んだと思えるまで計測するのをやめています。
 言い訳をさせていただきますと、私の最大の目的は、体重を減らすことでなく、おなかを引込めて、ある程度マラソンを走れるようになることですから、体重がそんなに減っていかないことに関してはあまり落胆はしていません。してはいないのですが、それでももう少しくらい体重が落ちてくれてもいいのになどと、自分の頑張り度合いを棚に上げて、希望だけしていたりします。
 そんな中、単細胞の私は、また何かにチャレンジしようと思い、会社のメンバーを無理やり誘い「青蓮寺湖駅伝」に参加しました。走るメンバーは私を含めて、遥か昔にはそれはそれはハードな運動部で活躍していた経験があるものばかりです。が、既に何年間も全く運動していない者が殆どですので、走る前から結果は明らかです。ですから結果にこだわることなく、目標は完走にしました。途中、何度か歩きたくなりましたがそこを踏ん張り、最後の坂を登り切ってゴールした瞬間、とんでもない疲れと共に、走り切れた充実感を味わえました・・・。

犬たちを送る日

 以前愛犬を連れて、奈良県宇陀市にある「うだ・アニマルパーク」に出かけました。なんとここは、入場料や駐車場は無料で、動物とのふれあいや、バター作り、乳搾りや、えさやり体験、その他いろんなイベントがあり、私は犬連れでしたので入場の制限はありましたが、子供連れにはとても良い施設だと思います。
 その中で、「動物愛護センター」と書かれた施設を愛犬を抱いて覗き込んでいましたら、気付いた職員さんが中からわざわざ出てきて頂き、施設について丁寧にご説明下さいました。そこは野犬の捕獲や捨犬猫や飼えなくなった犬猫の引取り、その犬猫の里親探しや、殺処分などを行う施設らしく、そこでお聞きした現状は、本当に無責任な人間の現状そのものでした。年間数千頭という想像を絶するほどの処分される犬猫。その中でほんの一握りだけ救われる命。そんなことに心を痛めていた私は先日、「犬たちをおくる日」という児童書を社員から紹介されました。それは児童書ではありますが、ティッシュ片手に何とか読み上げられるという次元です。内容は愛媛県動物愛護センターの方々を取材した著書で、そこには、前に聞いた以上の人間の身勝手さや、犬猫がどのようにして処分されていくのかが、克明に写真付きで書かれていました。
 ここで著者が自ら操作をしてガス処分をした犬について書いた文章を紹介します。「中略・・その死に顔は、人間を恨んでいるようには見えなかった。彼らはきっと、最後のその瞬間まで飼い主が迎えに来ると信じて待っていたのだろう。・・中略・・“誰かを嫌いになるより、誰かを信じているほうが幸せだよ”犬たちの声が聞こえる。この「命」どうして裏切ることができるのだろうか・・・。」
 命の尊さを、その責任を、今一度考えましょう・・・。

トイレの神様

 昨年に流行った曲で「トイレの神様」という長い歌がありました。私は、常日頃社員や周りの人に対し、「トイレをきれいにせんと、お金貯まらんで」と言うくらい自分で気をつけてトイレを綺麗に保つようにしていました。これは、私が私自身で考えたわけでなく、社会的に成功している人や、尊敬できる人の本などを読むと、殆どの方がトイレを綺麗にしているということが書かれていましたので、その受け売りで言っていたところがありました。しかし先日、「暮らしに夢をひろげるライオン」さんが行った20~30歳の男女490名に対して「トイレの清潔さに関する調査」を行った結果、そのことを実証するような結果が出ていました。その結果ですが、トイレを綺麗に保っている人の世帯年収と、そうで無い人の世帯年収の差が、何と約90万円、個人年収では約30万円もの開きがありました。また、金運に恵まれていると思うか思わないか、自分を綺麗だと思うか思わないか、異性にもてると思うか思わないか、これまでに告白された人数なども丁度倍ほどの開きがありました。更に自分の事を段取りがいいと思うか思わないか、友人が多いか少ないかで約3倍もの差が開いていました。
 この結果を見て私は、「トイレを綺麗にしていてよかったんだ」と思うと同時に、今まで何故良いのかが漠然としていたものが、はっきりと見えてきました。それは、当たり前に自分自身に対してや、全ての物事に対しての「気構え」であると言えます。単にトイレだけ綺麗にしていればいいのかというと、当たり前にそうでなく、それが出来る心構えがあることによって、そのほかの事柄も当たり前のことを当たり前にできる人であるということだと思います。
 そんなトイレを綺麗にする人の掃除の頻度は、半数以上の方が、「毎日ひと拭き以上している」です・・・。

スポーツクラブ

 私に限らず殆どの人がそうであるように、年末年始というのは体が成長?します。忘年会や新年会など普段よりも多くの飲み会などの場が多く、それに加え正月に親戚等が集まって飲めや食えやのご馳走にありつくわけですから、必然的に体が成長していきます。そして一段落ついた頃、大体の方は「ダイエット」を意識し、やせる宣言や器具の購入などを行い、無駄な?!努力を始めます。そして、長い方でも春ごろ、早い方ですと数日のうちに断念して、結果歳を重ねるごとに体はどんどん成長していきます。最近の私は、食事の量が今までより格段に減っていても、「空気を吸っても肥える」と思えるくらい良く成長します。特に腹周りの成長が著しく、大袈裟でなく妊娠後期くらいの見た目になってしまいました。当たり前に歳をとれば今までと比べてカロリーを減らしても、基礎代謝が悪くなっているので、それ以上に減らさなければ、体は成長し続けるわけですから、その理論はわかりつつもなかなか調整できないのが人間というものでしょうか?
 しかし、よく考えてみますと、そもそも肥満体化していく人は、体質や例外はあったとしても厳しい言い方をすれば基本的に自己抑制ができていない証拠でもあります。欧米では、肥満体の人はビジネスの場において信用面や出世面でハンディがあるとも言われるくらいです。また、健康面でも成人病や内臓疾患、歳をとれば、足腰への負担など肥満で良いことはあまりなさそうです。そう考えて昨年に参加できなかった「がんサバイバーホノルルマラソンツアー」に今年の年末は参加することを決意したこともあり、意思の弱い私は、お金を払って強制的に体を動かせるジムに通うことにしました。
 意思が強ければ、そんな無駄なお金を使うことも無く運動することもできるんですけどねぇ・・・。

伊達直人

 昨年12月のクリスマスイブに「タイガーマスク」の主人公である「伊達直人」から児童養護施設にランドセルが贈られた報道を見て、「粋な事やる人やなあ。自分もやってみようかなぁ」と沢山の方が感じたことと思います。そしてそれが全国の国民の心に響いた結果、各地で心温まる匿名の贈り物が続いています。自己中心的な行為や犯罪が目立ってきているこの世の中で、久々に心温まる活動を垣間見て、何だかこの世の中も捨てたモンじゃないよなと、ひとり晩酌などをして余韻に浸ったりしていました。
 そんな感動の報道を見て心動かされた方が、いい意味で我も我もと実行に移されたのですが、もし万一、感動して私もやろうかなと思った方全員が贈り物をしていたら、今の数では収まらなかったと思います。決してその数が少ないわけではないのですが、感動をしていた人の5割でも実行していたらと考えれば、私を含めて「感動はしたが実行には移さない」行動力のなさがこの贈り物の数の結果です。そう考えますと折角の感動話が、何となく情けないような気になってしまいます。それはいつも思う事ではありますが、何か良い事やヒットしたものを見た時、「あ、それ自分も考えてた!」と良く言うことがありますが、思っていても「やる」のと「やらない」のでは180度違うわけですから、考えたのなら「やる」ことにしなければ何も意味が無いことに気づきます。
 しかし良く考えますと、前述の「タイガーマスク現象」のようなことが当たり前に行われる世の中になったとすれば、こんなニュースにも取上げる事も無いでしょうし、ましてや当たり前のことを当たり前にしている行為に感動すら覚える事も無いと思えば、もしそんな世の中になったらどんなすごいことをすれば人々を感動させられる事が出来るのでしょうか・・・。

ガンサバイバーホノルルマラソンツアー

 昨年も12月12日にホノルルで「ホノルルマラソン」が開催されました。このイベントに以前このコラムで紹介させていただいた、腎臓ガンで余命半年の宣言をされながらも癌を克服し、自身の経験を元に10年以上にわたり癌患者さんへ勇気や希望を与える活動をされている杉浦貴之さんが4度目の参加をされました。今回の参加については、一昨年末に杉浦さんから連絡があり、「走るほどに元気になったのではなく、走ったから元気になった自分の経験を実感してもらう為に、がん患者とサポーター、家族と共に、ホノルルマラソンを走る企画をしたい。そのために、実行委員になって是非協力してほしい」と依頼があったので、喜んで参加させていただきました。はじめのメンバー集めは、今までの杉浦さんのネットワークを生かして、この企画を全国に告知し、メーリングリストの取得から始め、最終的には500名を超えるメンバーが集まってくれました。
 そんな中、本番に向けて気持ちを盛り上げるために、各地での練習会やマラソン大会への参加、名古屋、東京、岡崎での集会を行い、特に名古屋や東京での集会では毎回全国から50名以上のメンバーが集まって各々の思いや経験などの意見交換会やイベントを行いました。その集会ではあの「アンビリバボー」で30分以上の特集まで組まれた杉浦さんですから、数社の新聞社やTVの取材なども受けました。そして最終的にはテレビ愛知さんが、実行委員会が月1回開催している岡崎でのミーティング風景から本番までの密着取材をしてくれる事になり、その番組はまもなく全国で放送される予定です。
 最終的には私はある決断からツアーには参加しませんでしたが、患者さん、家族、サポーター含め、総勢80名がホノルルのスタートラインに立ち、何と見事全員が完走(歩)する快挙を成し遂げてくれました・・・。