ヒッグス粒子

 つい先程のことですが、会社での会話で「ヒッグス粒子が発見された」といった言葉が出ていました。何やそれ?と話に入ってみますと、その粒子は元々宇宙の誕生(ビックバン)と関わっているらしく、137億年前のビックバン(宇宙誕生時)に発生した粒子で、最初は質量をもたず光速で移動していた他の素粒子が、このヒッグス粒子が発生したことによってその動きを阻まれた結果、質量が備わり原子核が発生した、ということらしいのです。ですからこの粒子が存在しなかったら、宇宙を含めてこの世に存在するあらゆる物質自体が存在しないことになるらしく、大変重要な粒子であるようです。まあしかし、この辺の知識のない私には、そもそも世界最高精度の電子顕微鏡であろうが人が見ることのできない粒子という存在が発見されたということ自体、どうやって発見されたのかさえ全く見当のつかない訳のわからない世界の出来事に、全てが????です。そんなことを考えていますと、今度は少し以前に話題になったニュートリノの話になり、光よりも早く移動できるやらできないやら、できるならタイムマシンが作れるだの、という話になりました。そもそもタイムマシンというものが、もし本当に存在する事になれば、歴史上の史実の事実確認や不明だった事の確認という今までの歴史が覆されるほどの発見や、未来におけるいろんな分野の先端技術の先取りなど、人類にとって大変貴重なマシンとなることは勿論です。それに反し、あんな事やこんな事など、悪事に利用しようとすればいくらでも利用できる「諸刃の剣」であることも認識しなければなりません。
 タイムマシンが完成する前提に、過去や未来の時空が存在する必要がありますが、であればその時空は一体何秒間隔で、いや何分の1秒、いや何万分の1秒間隔で存在するのか、それも全く判らないことですよね ・・・。