2011年12月11日AM5:00。まだ夜が明けきらぬうちに、私たちチームメッセンジャーのメンバー53名は、ハワイ・ホノルルの地において42.195kmのフルマラソンのスタートを切りました。スタートして間もなく沿道には、大会運営のボランティアの方々や地元の応援の方々が、元気いっぱいに参加者へ声援を送ってくださり、挨拶を交わしたりハイタッチしたりしながら歩を進めました。夜が明け始めた頃には、ワイキキビーチ沿いの道路を過ぎ、レースデイウォークという10kmを歩くエントリーの方のゴールが過ぎたところから、私たちの周りから人が急激に減り、そこから残り30.195kmというとてつもなく長い道のりとの戦いが始まりました。
結局私は、チーム最年長73歳の方のご夫婦のフォローをしながら撮影をしていましたので、10時間12分かけてゴールをしたのですが、その時大会全体の最終ランナーが我々のメンバーという情報が入ってきましたので、先にゴールした者全員で迎える準備をしました。スタートから14時間40分、ようやく最終の集団がフィニッシュラインに近づきました。メンバーは、リーダーと実行委員数名、それに難病で3月まで車椅子に乗っていた男の子と、全盲の小学6年生の女の子です。先に男の子が元気よくゴールし、続いて全盲の女の子がゴールしようとしたとき、それまで全盲のため実行委員に導いてもらっていた両手を自ら放し、ゴールに先に入ったお母さんの拍手の音だけを頼りに、数十メートルを一人でゴールラインに向かいました。42km歩いたせいでふらつく足取りでお母さんに向かう少女。ゴールラインで待ち構えたお母さんは女の子をしっかりと両手で受け止め、二人で泣きじゃくりながらその場に立ち尽くしました。
そんなゴールシーンを最終に、我ら参加者53名全員が完全完走(歩?)を果たしたのでした・・・。
結局私は、チーム最年長73歳の方のご夫婦のフォローをしながら撮影をしていましたので、10時間12分かけてゴールをしたのですが、その時大会全体の最終ランナーが我々のメンバーという情報が入ってきましたので、先にゴールした者全員で迎える準備をしました。スタートから14時間40分、ようやく最終の集団がフィニッシュラインに近づきました。メンバーは、リーダーと実行委員数名、それに難病で3月まで車椅子に乗っていた男の子と、全盲の小学6年生の女の子です。先に男の子が元気よくゴールし、続いて全盲の女の子がゴールしようとしたとき、それまで全盲のため実行委員に導いてもらっていた両手を自ら放し、ゴールに先に入ったお母さんの拍手の音だけを頼りに、数十メートルを一人でゴールラインに向かいました。42km歩いたせいでふらつく足取りでお母さんに向かう少女。ゴールラインで待ち構えたお母さんは女の子をしっかりと両手で受け止め、二人で泣きじゃくりながらその場に立ち尽くしました。
そんなゴールシーンを最終に、我ら参加者53名全員が完全完走(歩?)を果たしたのでした・・・。