女性議員セクハラ問題

 先日都議会で女性議員に対するセクハラ発言が問題となっていました。彼女の酷い過去は過去としても発言の内容を見ますと確かに問題になる発言でしたので、当然な成り行きと言えるでしょう。この発言者は自身の発言に対し、政治家として、また一人の大人としてしっかりと責任を取るべきだと思います。しかし、こういった議会での失言問題や議会の様子を見て、私はいつも違和感を覚えずにはいられません。
 まず議会というのは、民の代表である議員の先生方が、その民の為に一生懸命に議論を交わし、より良い環境をつくっていくという非常に大事な「会議の場」です。その会議の場では、定例の議会の他に**委員会などの名目でその詳細な内容に対して活発な議論が交わされる筈なのですが、現実には例えば「予算委員会」と謳った委員会では、予算に全く関係のないある議員の個人的なスキャンダルに対して追求し、それがはっきりするまで予算に対しての議論を交わさないという事を平然としています。また、定例の議会でも、委員会でもそうですが、代表の議員が発言している際に、あちらこちらから発言者の意見を遮るくらいのヤジが飛んできます。これ、おかしくないですか?一般人の私の感覚からすれば、予算について議論しましょうという場で誰かが全く関係のない話題を出して来たら、まずは議題を議論してから後でそれは違う場で議論しましょうとなりますし、ましてや一般の会社で会議している際に、発言者の意見を遮るような意見でなく「ヤジを飛ばす」行為が許されるはずがありません。こんな普通に気づく筈の事を、彼らは幼少の頃から教育されてこなかったのでしょうか?
 そんな一般とは違う感覚の方々が運営している議会というのは、果たして一般の我々の生活を守るための議論ができるのか、甚だ疑問です・・・。