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トイレの神様

 昨年に流行った曲で「トイレの神様」という長い歌がありました。私は、常日頃社員や周りの人に対し、「トイレをきれいにせんと、お金貯まらんで」と言うくらい自分で気をつけてトイレを綺麗に保つようにしていました。これは、私が私自身で考えたわけでなく、社会的に成功している人や、尊敬できる人の本などを読むと、殆どの方がトイレを綺麗にしているということが書かれていましたので、その受け売りで言っていたところがありました。しかし先日、「暮らしに夢をひろげるライオン」さんが行った20~30歳の男女490名に対して「トイレの清潔さに関する調査」を行った結果、そのことを実証するような結果が出ていました。その結果ですが、トイレを綺麗に保っている人の世帯年収と、そうで無い人の世帯年収の差が、何と約90万円、個人年収では約30万円もの開きがありました。また、金運に恵まれていると思うか思わないか、自分を綺麗だと思うか思わないか、異性にもてると思うか思わないか、これまでに告白された人数なども丁度倍ほどの開きがありました。更に自分の事を段取りがいいと思うか思わないか、友人が多いか少ないかで約3倍もの差が開いていました。
 この結果を見て私は、「トイレを綺麗にしていてよかったんだ」と思うと同時に、今まで何故良いのかが漠然としていたものが、はっきりと見えてきました。それは、当たり前に自分自身に対してや、全ての物事に対しての「気構え」であると言えます。単にトイレだけ綺麗にしていればいいのかというと、当たり前にそうでなく、それが出来る心構えがあることによって、そのほかの事柄も当たり前のことを当たり前にできる人であるということだと思います。
 そんなトイレを綺麗にする人の掃除の頻度は、半数以上の方が、「毎日ひと拭き以上している」です・・・。

スポーツクラブ

 私に限らず殆どの人がそうであるように、年末年始というのは体が成長?します。忘年会や新年会など普段よりも多くの飲み会などの場が多く、それに加え正月に親戚等が集まって飲めや食えやのご馳走にありつくわけですから、必然的に体が成長していきます。そして一段落ついた頃、大体の方は「ダイエット」を意識し、やせる宣言や器具の購入などを行い、無駄な?!努力を始めます。そして、長い方でも春ごろ、早い方ですと数日のうちに断念して、結果歳を重ねるごとに体はどんどん成長していきます。最近の私は、食事の量が今までより格段に減っていても、「空気を吸っても肥える」と思えるくらい良く成長します。特に腹周りの成長が著しく、大袈裟でなく妊娠後期くらいの見た目になってしまいました。当たり前に歳をとれば今までと比べてカロリーを減らしても、基礎代謝が悪くなっているので、それ以上に減らさなければ、体は成長し続けるわけですから、その理論はわかりつつもなかなか調整できないのが人間というものでしょうか?
 しかし、よく考えてみますと、そもそも肥満体化していく人は、体質や例外はあったとしても厳しい言い方をすれば基本的に自己抑制ができていない証拠でもあります。欧米では、肥満体の人はビジネスの場において信用面や出世面でハンディがあるとも言われるくらいです。また、健康面でも成人病や内臓疾患、歳をとれば、足腰への負担など肥満で良いことはあまりなさそうです。そう考えて昨年に参加できなかった「がんサバイバーホノルルマラソンツアー」に今年の年末は参加することを決意したこともあり、意思の弱い私は、お金を払って強制的に体を動かせるジムに通うことにしました。
 意思が強ければ、そんな無駄なお金を使うことも無く運動することもできるんですけどねぇ・・・。

伊達直人

 昨年12月のクリスマスイブに「タイガーマスク」の主人公である「伊達直人」から児童養護施設にランドセルが贈られた報道を見て、「粋な事やる人やなあ。自分もやってみようかなぁ」と沢山の方が感じたことと思います。そしてそれが全国の国民の心に響いた結果、各地で心温まる匿名の贈り物が続いています。自己中心的な行為や犯罪が目立ってきているこの世の中で、久々に心温まる活動を垣間見て、何だかこの世の中も捨てたモンじゃないよなと、ひとり晩酌などをして余韻に浸ったりしていました。
 そんな感動の報道を見て心動かされた方が、いい意味で我も我もと実行に移されたのですが、もし万一、感動して私もやろうかなと思った方全員が贈り物をしていたら、今の数では収まらなかったと思います。決してその数が少ないわけではないのですが、感動をしていた人の5割でも実行していたらと考えれば、私を含めて「感動はしたが実行には移さない」行動力のなさがこの贈り物の数の結果です。そう考えますと折角の感動話が、何となく情けないような気になってしまいます。それはいつも思う事ではありますが、何か良い事やヒットしたものを見た時、「あ、それ自分も考えてた!」と良く言うことがありますが、思っていても「やる」のと「やらない」のでは180度違うわけですから、考えたのなら「やる」ことにしなければ何も意味が無いことに気づきます。
 しかし良く考えますと、前述の「タイガーマスク現象」のようなことが当たり前に行われる世の中になったとすれば、こんなニュースにも取上げる事も無いでしょうし、ましてや当たり前のことを当たり前にしている行為に感動すら覚える事も無いと思えば、もしそんな世の中になったらどんなすごいことをすれば人々を感動させられる事が出来るのでしょうか・・・。

ガンサバイバーホノルルマラソンツアー

 昨年も12月12日にホノルルで「ホノルルマラソン」が開催されました。このイベントに以前このコラムで紹介させていただいた、腎臓ガンで余命半年の宣言をされながらも癌を克服し、自身の経験を元に10年以上にわたり癌患者さんへ勇気や希望を与える活動をされている杉浦貴之さんが4度目の参加をされました。今回の参加については、一昨年末に杉浦さんから連絡があり、「走るほどに元気になったのではなく、走ったから元気になった自分の経験を実感してもらう為に、がん患者とサポーター、家族と共に、ホノルルマラソンを走る企画をしたい。そのために、実行委員になって是非協力してほしい」と依頼があったので、喜んで参加させていただきました。はじめのメンバー集めは、今までの杉浦さんのネットワークを生かして、この企画を全国に告知し、メーリングリストの取得から始め、最終的には500名を超えるメンバーが集まってくれました。
 そんな中、本番に向けて気持ちを盛り上げるために、各地での練習会やマラソン大会への参加、名古屋、東京、岡崎での集会を行い、特に名古屋や東京での集会では毎回全国から50名以上のメンバーが集まって各々の思いや経験などの意見交換会やイベントを行いました。その集会ではあの「アンビリバボー」で30分以上の特集まで組まれた杉浦さんですから、数社の新聞社やTVの取材なども受けました。そして最終的にはテレビ愛知さんが、実行委員会が月1回開催している岡崎でのミーティング風景から本番までの密着取材をしてくれる事になり、その番組はまもなく全国で放送される予定です。
 最終的には私はある決断からツアーには参加しませんでしたが、患者さん、家族、サポーター含め、総勢80名がホノルルのスタートラインに立ち、何と見事全員が完走(歩)する快挙を成し遂げてくれました・・・。

生まれた意味って何だろう?3

 

 またまた前々回からの続きです。
 今回は、その講演会のミニライブを行った「光と風 Hi-Fu」という双子のデュオが歌う
 曲の歌詞です。
 要らぬ説明はしませんので 何かを感じていただければ幸いです。
 これは昔ある国で行われた悲しい実験
 たくさんの捨てられた赤ちゃんを使った悲しい実験
 Aグループの赤ちゃんはミルクをあげる時 必ず抱き上げ声をかけ目を合わせ愛情と共に
 ミルクを与えた
 Bグループの赤ちゃんは絶対に抱き上げず声もかけず目も合わさず触れる事もなくただただ
 ミルクを与えた
 愛を与えて育てた子供と 愛を与えずに育てた子供はどう違うのかという悲しい実験
「実験は失敗した」
 なぜならば 愛を与えずミルクを与えた赤ちゃんは
 みんな大きくなる前に 亡くなった
「実験でわかったこと」
 人は食べ物や飲み物だけで生きているのではなく
 愛によって生かされている
 つまり今生きているということは誰かに愛されたから 
 誰かが声をかけてくれたから生きている
 誰かが抱きしめてくれたから生きている
 誰かが微笑んで誰かが愛してくれたから生きている 愛の深い両親の元生まれてくる人もいれば
 両親がいても仕事が忙しくて愛された記憶がない人もいるだろう 
 片親の人もいれば両親がいない人もいる
 与えられた愛の量もそれぞれ違う
 でも今生きているということは 必ず誰かが抱きしめてくれたから
 それはお父さんか お母さんか おばあちゃんか おじいちゃんか 近所の人かお姉ちゃんか
 お兄ちゃん 仲間かもしれない
 次は自分が誰かの命を繋ぐことが出来る
 自分が声をかければ 背中をさすってあげれば 微笑みかけてあげれば 多くの命を救う事が
 出来る
 - 中略 -
 声をかけること触れること微笑むこと 愛す事を意識して生きてみよう
 それは人にだけじゃなく 木や花や大地に対しても
「愛によって生かされている」
「誰かが愛してくれたから生きている」
 人が紡ぐ愛のことば・・・。
 

生まれた意味って何だろう?2

 前回の埼玉県大宮市で参加した「生まれた意味って何だろう?~生まれる・笑う・亡くす・許す~」の続きです。今回は池川明先生という産婦人科の医師で「胎内記憶」について独自に研究されている先生の講演からです。
「胎内記憶」というのは、今から10年前位までは、その言葉すらなく、未だ辞書にも載っていない、科学的に実証されていない事柄ですが、先生が研究を重ねれば重ねるほど、胎内記憶のある幼児の発言と、事実との合致が証明され、いよいよその分野も本格的に研究がなされていきそうな気配を感じます。ただ、現在のところ医師としてその胎内記憶を研究し、出版しているのは池上先生くらいですのでまだまだかもしれません。その池上先生曰く、成人で胎内記憶がある人は100人に1人だそうですので、少し探せばそういう記憶を持った人がいるはずですので一度周りの人に聞いてみては如何でしょう。
 まあ確かに、何年前からか胎教は重要であると言われ始めてきていますし、講演で聞いた妊婦の子宮にマイクを入れて録音した音は、かなりはっきりとお母さんの声やお父さんの声が聞き取れましたので、赤ちゃんに聴覚や感覚があれば、感じ取れるはずだと思いました。しかし、胎児以前の「魂」の段階での記憶もあるらしく、その子に生まれてきた目的を問うと、例外なく「人のため」で、「お母さんが泣いていた」とか「家族がばらばらだった」という理由が挙げられています。そう考えますと仲の良い夫婦には子供が出来ない理由も頷けます。また、「魂」段階でいた状況を全く違う子が全く同じ絵を描いたり、順番を飛ばして生まれに行った子がすぐ戻ってきた話などは、本当にお母さんが流産していたりと、現実離れした不思議な話もありました。
 でも、科学で解明できることよりも、できないことの方が多いのは確かですから、何が本当なのか分りません・・・。

生まれた意味って何だろう?1

 毎週水曜日は会社の定休日ですが、定休日に祝日が重なりますと出勤となりますので、私たちは基本的に年末年始やお盆以外の土日祝日は仕事をしています。しかし11月3日(水・祝)は普通でしたら仕事の筈が、この時期はたまたまお客様の数も少なく、皆もあまり休めてなかったので、休みにしようと提案があったので休みにしました。すると以前、あるメルマガで案内があり、わたし的に興味を引いた講演会がたまたまその日に開催されることを思い出しました。しかし会場は埼玉県大宮市。車で片道6時間という遠方でしたが、こういった催しは土日や祝日にしか開催されることが無いので思い切って日帰りで参加することにしました。そのイベントは、自分が同性愛者であることをカミングアウトした山本英利さんという方がリーダーを務めるチーム「まさか」が主催したもので、主題は「生まれた意味って何だろう?~生まれる・笑う・亡くす・許す~」というものでした。往復12時間かけて3時間の講演を聞いたわけですが、参加してみて本当によかったと思えるものでしたので、これから3回に分けてお伝えします。
 まず、主催者の山本英利さんですが、彼は幼いころから「男に生まれたのに男が好きで、生まれた意味なんて分らなくて、生まれた意味なんてないと思ってて…。」といった悩みをずっと抱えていた中で、その体験談を色々と話されていました。そんな中、「幸せ」というのは「辛い」と横文字一本しか変わらない事をこう話されていました。「幸」という漢字は「辛」が無ければ成り立たない。とすると「辛い」事がなければ、「幸せ」はないんだと。だから今「辛い」と思っている人は、その「辛さ」が多ければ多いだけ「幸せ」も比例して多くなる。だから今のその「辛さ」は「幸せ」を感じるための大切な事なんだと思いましょうと・・・。

不景気

 エコポイントやエコカー補助金の特需が終わり、市場は一段と不景気の流れが増しているように思えます。リーマンショック以降に始まった世界的な不景気は、未だにとどまる事を知らず、日本においては、さらに追い打ちをかけるかのような諸規制の強化などの影響で、大手消費者ローンや銀行の破綻など、今後どうなっていくのだろうという不安だけが残ります。そんな不景気というのは、何が原因なのかはよく言われてるように、物が売れない⇒市場に資金が出回らない⇒企業経営が安定しない⇒雇用が安定しない⇒生活が安定しない⇒購入を控えるという負の循環から起こります。
 ですから景気を良くする為には、その負の循環のうちどこか一ケ所でも好転させれば解決できるはずです。それには、これは完全な私の想像ですが、すべての国民が市場にお金を流通させれば景気が良くなると「心から信じ」、レジャーや物品の購入を積極的にすることではないかと思います。これは一部の人や、自分一人だけでやっても効果がありません。日本国民、いや全世界の人が同じ思いで一斉に行えば、必ず景気が持ち直すはずです。それは為替や株を参考にすれば分りますが、例えば政府が景気策の一環である施策を発表するだけで、関連する株が軒並み上昇します。それはその情報が真実かどうかというところは関係なしに、投資家がこの株は上がると投機するから株価が上昇するのであり、ここは危ないという情報が入れば実際には危なくても一気に株価は下がります。
 そう考えますと、景気というのは大企業や、政府の責任であると考えがちですがそうとは限らず、世の中の経済活動の入口となる「消費」という一番大きな要素を担っている国民一人一人にも大きな役割があると考えれば、今からやるべき事を考える必要がありそうです・・・。

過払い利息の返還請求

 今年6月に、改正貸金業法が施行されてから数カ月経ち、大手消費者金融の破綻などがありましたが、幸いにも私の周りには心配されていた資金繰りの悪化による個人の破綻や零細企業の破綻などは今のところありません。確かに年収に対する借入額の制限やグレーゾーンであった上限金利の引き下げなど、現在も社会問題になっている多重債務者の発生を抑えるためには重要な施策だと言えます。ただ、何事でもそうですが、一つの問題を解決するために何かを規制した場合、想定していなかった新たな問題点や、その規制をかいくぐるやり方などが発生し、規制した前よりも規制後の方が悪くなった事例もあります。それは本来、こういった自己責任の範疇で行うべき事柄を、国として制限しなければいけない状況になること自体が不自然なのであり、それを規制しようとするから別の問題が発生するのだと思います。
 最近もう一つ気になっていることで、「過払い利息の返還請求」というのがあります。これは最近、TVや新聞、電車の中吊り広告などで「支払いすぎた金利を取り戻しましょう」と弁護士事務所などが大々的に宣伝をしています。これは一見すると、法曹界の人々が社会的弱者である消費者を悪徳金融業者から救ってあげましょう、的な構図に見えますが、果たして本当にそうなのか私は疑問です。ここからは完全に私見ですが、確かに悪徳金融業者に騙された場合など、救済の理由がある人は別です。しかし、あくまで自分自身が納得の上で借入をして目的を果たし、そして既に完済している人にまで払い戻しをする理由がどこにあるのでしょうか?実際にこの制度の適用の多さが最大手消費者金融会社が破綻した一つの大きな要因にもなりました。
 最近の世の中は、消費者が不必要なところまで守られすぎのような気がしないでもありませんね・・・。

タバコの値上げ

 10月1日よりタバコが大幅値上げされました。これを機会に禁煙される方も多くいらっしゃると思います。以前もコラムに書かせていただきましたが、私も4年くらい前までは一日一箱位を毎日嗜んでいました。4年前に止めましたので、吸い始めてからかれこれ18年くらい吸っていましたので、一日一箱としてそれまでに約6500箱、平均一箱280円として総額で約180万円も使っていたことになります。そう考えますと、タバコは健康には悪いわお金はかかるわで良いことが何もありません。更にこの止めた4年間で約1500箱、平均一箱300円として約45万円ものお金が節約できて、しかも毎朝歯磨きで「オウェッ、オウェッ!」と吐き気を催さずに済んでいますので、一石二鳥の良いことずくめです。
 ですからこんな良いことずくめの禁煙は私だけにしておくのはこれは勿体ないと、周りの人にも勧めるように考えました。まずは、一番近い人たちである、うちの会社で働いていただいている人からです。考えてみますと不動産を除く会社の方々は誰も嗜んでいないので良いのですが、この不動産で働いていただいている方々は、なんとその全員が喫煙者ということがわかりました。そうなりますと、社員の方の健康や経済状況を経営者である私が考えなければならないことは明白で、何か対策を取らなければと考えた禁煙策を9月に発表しました。
 それは、これから禁煙を宣言した人には、1カ月禁煙できれば禁煙手当として月額1万円支給。禁煙を続ける限り向こう一年間は手当てを支給。途中で断念した場合は、その月は支給しないが、次月より再チャレンジが可能で、当初期間より1年間経過時まで何度でも再チャレンジ可能。
 何事も辛く行うのではなく、楽しんでメリットがある事を考えていくようにすることが重要だと思います・・・。