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演歌

 最近歳を取ったせいか、早朝の4時や5時に一度目が覚めるようになってきました。それまでの私は、睡眠時間の話題になると決まって「俺は8時間の睡眠が絶対に必要!」と断言するくらいよく寝ていましたが、最近はこんな感じに目が勝手に覚めるようになってしまいました。しかし、昼間に眠くなるのが分かっているので、無理にでも寝ようとするのですが、睡眠を取るのに体力が必要なのか、どうも長時間の睡眠が取れなくなってきています。しかし、例えば4時に目が覚めたために、TVなどをつけて時間つぶしをしていますと、何故か7時過ぎごろから睡魔が襲ってきまして、「ちょっと寝よ」と目を瞑ろうものなら、起床時間ギリギリの8時ごろには一番睡眠が深い状態になってしまい、物凄く重たい頭を無理やりに起こす羽目になってしまいます。こんな事なら、4時にそのまま寝ていれば、7時半ごろにはとても気持ちよく起床できたはずなのに、と毎日のようにそんなことを繰り返したりしています。
 そんな歳を取ったと感じることには、食事や趣味などにも感じられるものがあります。40歳を超えるまでは控えているつもりでも、油物にマヨネーズやソースをたっぷりとかけて全てのおかずが「お好み焼き味」になる食事が少なくとも2日に1度はありましたが、最近では1カ月に1日あるかないかの頻度ですし、食べる量も目では「これだけ食べたい」という量があるにも関わらず、実際にはその7割程度食べればかなり満腹になってしまい、いつも後悔していたりします。
 また昔は、車や部屋で必ずと言っていいほど自然に音楽をかけていましたが、今では全くと言っていいほどかけることがありませんし、極めつけで昔は「演歌」を聴いても何とも思わなかったのが、今は心に染みるようになってきたことが一番「歳とったなあ」と、感じさせられる変化です・・・。

名張市長選挙

 このチラシが出るころには既に話題に上がらなくなっているでしょうが、昨日名張市長選挙の結果が出ました。今年はこの市長選に始まり、参議院選、市議会選と選挙のなかった穏やかだった一時期も過ぎ去り、選挙の年となりそうです。昨年の国政は、国民が驚くほどの民主党の圧勝でした。しかしそれは民主党支持というよりも、現政権に対してNoを突き付けた結果であり、それほど民主党に過度の期待はしていないようにも思えました。その民主党は確かにマニフェストを守るという大前提はあるにせよ、民主党が掲げた「聞こえの良い約束」を、国民全員がそれをすべて実行せよ、と心から思っていないであろうにもかかわらず、変な正義心なのか、それとも意地なのかはわかりませんが、ある特定の部分だけやけに固執しているように思えます。それだけ固執している部分があるかと思えば、前政権と変わりのないバラマキなどによって、改善がされていないものも多くあります。しかし、民主党の肩を持つわけではないですが、これだけは言えると思いますが、政権が変わったことによって今まで問題視されてこなかった事項が問題視され、ある特定の部分だけでも税金の無駄使いが省かれたものもあることは事実です。そう考えますと先述のように、国民が民主党に対し、過度の期待をしていなかった事を考えれば、一部でも改善されれば、政権交替した意味も見出せそうです。
 そんな中での今回の名張市長選の結果は、皆さんがご承知のように、現職が当選しました。当然に現職と無名新人との戦いでは、当初から現職が優勢なのは明らかではありましたが、その全くの無名の新人が、二期市長を務めた現職に対し、わずか3500票、得票率で約45%を獲得したということは、それだけ現職に対しての変革の期待が大きい、ということでしょう・・・。

パソコン

 私だけかもしれませんが、つい5年前くらいまでパソコンといえば、書類を作成したり、顧客入力したり、分析をしたりと、それまで手書きや手計算していた煩雑な作業を、綺麗に素早く処理をする機械としてだけ利用するにすぎませんでした。それが今では、仕事はもとより私生活において無くてはならないものになってしまいました。以前からも、ある意味そうではありましたが、それでも使わない時間も多く、数名で1台を共有していたものが、今では一人1台どころか、ビジネス用、プライベート用、モバイル用などそれぞれの用途で持つ人も少なくありません。そうなった理由は明らかで、以前はインターネットをしていなかったのが、今ではパソコンに向かう時間の殆どをインターネットで占めるようになってきたためでしょう。
 インターネットというのは、なかったときは当然に何も不自由など感じていなかったものが、一度やり始めると、ネット環境が無ければものすごく不自由に感じてきて、用があろうが無かろうが関係なくヤフーのページを開けています。ネットというのは、人に聞くより早く、正確な情報が入手できたり、新聞やニュースで見聞きするよりも早くニュース情報を入手できたり、出向いて買物するよりも安く、しかも自宅まで届けてもらえたりしますので、私には既に仕事は勿論の事、プライベートでも無くてはならないものとなってしまっています。
 携帯電話同様、今までに私たちの生活の中に無かったものが、ものすごく早いサイクルで無くてはならないものになってきています。この先、こういった便利グッズは一体どこまで私たちの生活を便利にし、一体どのくらい開発されていくのでしょうか。
 しかし、それを深く考えれば、それが本当に「人」にとって良い事であるのか、解りませんね・・・。

ピロリ菌

 私的なことですが、私は、昨年末から胃の痛みと吐き気がしていたものですから、年始までの1か月ほどはアルコール類を一切摂れませんでした。普段の年末年始はそれこそアルコール漬けといっていいほど毎日のように宴会に参加し、浴びるほど飲んでいましたが、この年末年始はそれらの宴会で、一生懸命お茶を飲んでいました。そのためか、1月中旬に会社で行った健康診断では、今まで非常に数値の高かったGTPの値が、正常値より少し上の値まで下がっていまして、更には中性脂肪を除く殆どの数値がほぼ正常値を示していました。これでようやく健康体か、と思いきや一向に良くならない胃の調子のため、胃カメラ検査をすることにしました。胃カメラはこれで3度目ですが、何度やっても慣れるものでもないこの検査を、母曰く「あんなもん。何ともないよ。普通そんなもんよ」と言うので他の人に聞いてみましたら、殆どの人が、「二度とイヤ」という返答でしたので、恐らく母の喉が異常に鈍感なのでしょう。話はそれましたが、その検査の診断の結果は、期待通り?の胃潰瘍と十二指腸潰瘍の併発だったので、すぐに治療を開始しました。治療も終わり、先生から「ピロリ菌があるので胃潰瘍になりやすい」と言われ、そのピロリ菌とやらを退治することになりました。完治してみますと、どれだけ効果があるのかと居酒屋通いをしてみました。すると、今までの私は、お酒を飲むと酔っ払う前に気持ちが悪くなる為に、ある程度の量しか飲めなかったのですが、退治してからというもの、どれだけ飲んでも気持ちが悪くならないどころか、二日酔いまで解消されていました。そうなりますとついつい調子に乗ってしまい、立て続けに記憶を亡くすほどの飲酒を行ってしまいました。
 健康のためにピロリ菌を退治しましたが、退治したことにより飲酒で健康を害しそうな勢いです・・・。

世界のトヨタ

 最近、日本が誇る「世界のトヨタ」が米国で社会的に批判の的になっています。アクセルペダルが戻らなくて事故死した方と警察との音声のやり取りや、急発進がもとで追突死した方の家族の悲痛な叫びの映像などが、米メディアでは毎日のようにトヨタ批判として報道されているようです。確かに車の不具合で事故を起こしたり、ましてや命を落とすなど、当然にそんなことはあってはならないことではありますが、それにしても少しばかりトヨタを批判しすぎだと感じてしまうのは、私がトヨタ車が好きで、また日本人だからなのでしょうか?
 また、全然別の事ではありますが、スポーツの世界で日本人が上位を占めていた柔道などの競技は、年々規則が日本人にとって不利になり、ついには上位に入ることすらままならない状況になっているものもあります。確かに柔道などはもともと日本の競技なので、日本人ばかりが強くても面白くないでしょうから、多少は日本人に不利に働くようにしたとしても、今のような状況になるまで改正しなくとも、などと思ってしまいます。
 また別の事で、これもよく出る話ですが、捕鯨反対を訴えているオーストラリア政府などは、自国民がクジラを食さない文化をもとに、クジラという哺乳類を殺して食すのはけしからんと、声高らかに訴えています。しかしその彼らは時に、農作物の保護のためにカンガルーの大量処分をしているという、それだけを見るとなんとも身勝手な意見に日本人は振り回されていたりします。
 結局そう考えますと、日本人というのは自分達のことは他の民族から非難さやすく、また非難されても相手の事を逆に指摘したりせずに、納得しようがしまいが自らをその境遇に合わせていくといった習性があるように思えます。そんな日本人の習性を美徳と捉えるか、頼りないと捉えるか、考え方次第ですよね・・・。

成し遂げる精神力

 私は昔から、何事をするにも頭は使わず、体を使ってやってきたほうでしたが、最近はかなり体力も衰えてきてますので、少しは頭を使うようにしてきています。私が学生時代野球をやっていた事は以前に申し上げましたが、その練習量たるものハンパない運動量で、例えば授業が終わってダッシュで着替えたら、まず学校の周りを10周走り、その後腹筋200回、背筋200回、腕立て100回、ダッシュ50本、スクワット200回・・・etcこれが基本の運動で、日によってスクワットが1000回になったりダッシュが200本なったりと、本当に「バカ」がつくほど運動させられ?ました。やっている間は、物凄く辛く、その指示をしている上級生を恨んだり(すいません、許してください)したものですが、その運動の甲斐?あってか、本当に物凄い筋肉が体につきました。それだけ人の一生いや、二生か三生分くらいの運動をしたものですから、学校を卒業してすぐに私は、私の辞書の中から「運動」という文字を消却してしまいました。
 しかし、今になって思えば、それだけの運動をこなした私は、「成し遂げる精神力」が自然と備わったことに気付きました。運動というのはダッシュや腕立てのように短期で大きな力を出すものと、マラソンなどのように長く持続しないといけないものとあります。どちらも辛いことは辛いのですが、どちらにせよ最後までやり切るというのが大事であり、また本人の意地でもあると思います。しかし、その辛い状況を楽しめる人など殆どいない中で、私は今にも止めてしまいたい気持ちをある考えをすることでいつも耐えることができました。それは「今のこの辛い状態は、絶対に終りが来る。終りが来ないことのほうがおかしいもん。この前もまたその前も、あの時はホンマしんどかったなぁと言えた時が来たもん。そう思える時を楽しみに、がんばろ。」と・・・。

受験勉強

 年が明けて早いものでもう2月半ばになりました。毎年この時期になりますと、差し迫った受験の話題がよくあがります。私は何度も申し上げますが、学生時代に勉強というものをやった記憶が殆どありません。今になって強く思うのですが、その時になぜ私の親は強制的でも勉強させて良い大学に入れてくれなかったのかという恨みが残ります。というのは全くの冗談ですが、その時に万一強制的に勉強を強いられていたとしても、私には殆どその勉強は身についていなかったことでしょう。子供というのは親から強制的に「勉強しなさい」と言われてしたとしても、身に付かないとよく言われます。であれば、その対策として簡単な方法でよく言われることですが、反対の事を言うとさせたい方向に向わせやすいと言われます。
 しかし、これはやり方を間違えると本当に反対の方向に向かってしまいます。例えば、キャンプの際に、遊んで料理作業をしない子供に「皆が一生懸命にやっているときにお前だけ遊ぶなら遊んどけ。その代り当たり前におまえの晩飯は無いからな。お前が腹減った言うても誰も相手にせーへんから。ほら、遊べよもっと。ほら、遊べって!」と言うと、最後までしっかりと一生懸命に料理します。しかし、「いいよ、遊んどいて」だけ言うと、初めはしますが、その内またサボり出します。要は、それをしなかったらどういう風に自分が損をするのか、ということを子供が理解、納得できるように話すことです。今自分がしていることが「何故必要なのかを考える癖」をつけることで、自分で理解、納得したことは、ほんの少しの手助けをしてあげるだけで、自ら行うようになりますし、何よりも自分の身になってきます。
 しかし、そんなことを頭で分かっていても、なかなか上手くいかないものですよね・・・。

年末年始

 今年もあっという間に年末年始が過ぎ、年が明けて早くも1か月が過ぎようとしています。個人的にはこの年末年始は、仕事納めをした後に高熱を出し2~3日寝込んでいまして、更に12月の初旬から胃腸の調子が悪く、それが年末年始にかけて最高潮になり、この飲む機会が多い時期に殆どお酒を飲めませんでした。
 恐らく多くの方も同じ経験があると思いますが、年末年始などの長期休暇に入るまでは全くと言っていいほど体の不調がなくとも、休暇に入った途端に高熱などで寝込むといったことは、何年かに一度必ずあります。これを自分なりに分析してみますと、仕事をしていたりして「気が張っている」状態では、体は不調を訴えず、休暇に入るなどして「気を抜いた」途端に寝込むような状態になったり、「気が張っている」状態では風邪などを引かない状況でも、「気を抜いた」途端に同じ状況で風邪をひいたりするように思えます。この様なことは昔からの言葉で「病は気から」というものがありますが、正にこの言葉がピッタリ当てはまる気がします。
 そんな「気」というものは(気功とかの気ではなく、気持ちの気です)私の経験的には人の健康に欠かせないように思いますが、今の日本の医療界では「気」をあまり重視せず、悪いところを切ったり取ったりする西洋医学が主流になっています。動物や植物には病気や怪我から立ち直ることができる素晴らしい自己免疫力というものがありますが、がん治療などで投薬のセオリーとなっている抗がん剤治療などは、自己免疫力を下げてがん細胞の活動を抑えるという私的に考えて本末転倒の治療をしていたりします。
 そのためか、完治の可能性が低いにもかかわらず、物凄く苦しい抗がん剤治療を続けている現状があります。一刻も早く自己免疫力を高めて治療をするという時代が訪れてほしいと願います・・・。

上海旅行

 昨年12月の半ば頃、会社の者と二人で某格安旅行会社の上海ツアーに参加してきました。この旅行は滞在中の食事が5回付いており(上海蟹も1匹付き)、リニアモーターカー乗車を含めた市内観光もすべて付いていて、3泊4日の代金ながなんと25,000円という超破格値だったものですから、旅行の内容そのものよりも、経済発展の目覚ましい中国上海を肌で感じてみたくて、参加しました。着いてまず驚いたのが、街中の人と車と自転車とスクーターの多さです。ガイドさんによりますと、群馬県と同じくらいの面積に人口2000万人が暮らしているらしく、どんな裏道を通っても電動自転車と電動スクーターは走っていましたし、何より驚いたのは、現地の人たちは交通ルールというものを全く守ろうとせず、大通りであろうと赤信号であろうと関係なしに、車を縫うようにして歩行者は堂々と渡っていますし、クラクション鳴らしっぱなしで自動車は走っています。また、今日は年末の買い出しか?と思うほどの大賑わいの市場では、日本ではあまり食さない川魚をはじめ、生きたハトやカモなども売られており、その人の多さと食材の豊富さに圧倒され通しでした。その市場の周辺では、路上で物を売っている店主らしき人たちが、トランプで博打をやっていたり、おばちゃん同士が掴み合いの喧嘩していたりと、人間味溢れる情景を堪能しました。
 そんな上海でも2010年5月に万博が開催されることから市内の至る所で突貫工事がされており、慢性的な渋滞が起きています。また近代化の進む超高層ビル街では、一部の裕福なジネスマンが高級なスーツに身を包み、高級車に乗って優雅に移動していたりします。
 そんな、両極端なライフスタイルが混在するこの地が、人と共にこれからどうように変化していくのかを、興味を持って観察していきたいと思いました・・・。

一度しかない人生

 先日、20年ほど前にアメリカに渡り、現在はL.A在住の友人が、5年ぶりに日本へ帰国するということで同級生数人と集まりました。彼とは高校を卒業して以来20年ほど会っていなかったのですが、あるソーシャルネットワークのサイトで繋がり、ごく稀に連絡をするようになって今回の話になりました。
 そんな中、実は彼の今までの仕事や境遇について詳しく知っている者が殆どいないのに気付き、「ところで何してんの?」と聞いて初めて現状や過去の仕事について分かってきました。彼は、過去に数社もの会社を立ち上げて、その会社が拡大した時点で売却して利益を上げていたようです。そして現在はある電子部品についてその分野では他の追随を許さない技術とノウハウを得たために、NASAなどにもその部品を卸している企業の役員をしているらしく、本当に失礼ながら「アメリカでフリーターでもしてるんとちゃうか」という皆の想像をはるかに超えた境遇に驚きました。話が進むにつれ、彼のアメリカでの失敗談や成功談、組織論や人生観などを聞いて皆は、その大陸的な理論や思想に共感以上の圧倒感を感じずにはいられませんでした。また、そんな仕事だけでも忙しいであろう彼は、昔からの趣味であった釣りを今でもやっているらしく、その延長で釣り具メーカーから正規にバックアップを受けるほどの実力者になっていて、釣りの大会にも積極的に参加しているようです。そしてその釣りに関してのサイトを立ち上げ、現在ではアメリカでの日本語の釣り関連のサイトでは最大になったようで、そのサイトを見て実際に訪れた本当に多くの著名人との対談なども聞かせてもらいました。
 本当にいい意味で刺激になりました。そして言い古されていますが、「一度しかない人生悔いのないよう生きよう」と、本心で認識させられた貴重な時間でした・・・。